漫画|ドラゴンボール35巻(第409話~第420話)3行ネタバレと感想|セル自爆&親子かめはめ波!衝撃の結末
⇒ドラゴンボール34巻のネタバレ感想記事をまだみていない方はこちら
『ドラゴンボール35巻』についてみていきたいと思います!
この巻では、真の力をみせた悟飯とセルの闘いに、一度は悟空を犠牲にセルを倒しましたが、再び復活した完璧なセルのかめはめ波と悟空と悟飯の親子かめはめ波の対決などが描かれていて、内容やネタバレがわかるようにざっくりと3行でまとめてみました。
ドラゴンボール35巻を3行でまとめると・・・
- 悟飯、真の力を見せる!セルも敵わない!?
- セルの自爆は止められない!悟空がセルをつれて界王星へ!
- セルのかめはめ波対親子かめはめ波!そして平和を手に入れて
漫画ドラゴンボール35巻(第409話~420話)3行ネタバレ
ドラゴンボール35巻は全部で12話あります!
内容やネタバレがざっくり分かるようにそれぞれ3行でまとめました
409話|本気対本気
- セルの真のパワー!
- 「それがどうした」今度は悟飯の攻撃
- よろけるセル!「バ…バカな…」
410話|究極のかめはめ波
- セル、パワーでは悟飯に敵わない!?
- セルの全力のかめはめ波!!
- 悟飯!かめはめ波返し!!
411話|追いつめられたセル
- 「すぐにとどめをさせ!!!」悟空の忠告
- 自暴自棄!?18号を吐き出したセル
- 膨らみ始めるセル
412話|セルゲームの結末
- 自爆しようとするセル
- これしか地球が助かる道がない!?
- 消えた……悟空の気
413話|苦しむ孫悟飯
- セルが生きている!?
- セルが現われた!トランクス殺される!
- 完全完璧になったセル!!
414話|思わぬ形勢逆転
- 悟飯、悟空の仇を!
- 暴走したベジータ
- 悟飯、ベジータを庇う!しかし片腕を……!
415話|孫悟空からのメッセージ
- 地球を消そうとするセル
- あきらめかけた悟飯に悟空の声が!
- ぶつかる!悟飯のかめはめ波とセルのかめはめ波!
416話|かめはめ波対かめはめ波 最後の決戦
- 悟空と共に!親子かめはめ波!
- ベジータがチャンスを作る!「いまだーーっ!!!!」
- やったぞ!セル消滅!!
417話|大団円
- 闘いが終わって……
- 18号が好きなクリリン
- 生き返らない孫悟空
418話|さようなら戦士たち
- クリリンの神龍への願い
- それぞれが帰る場所
- トランクス未来へ帰る
419話|もうひとつの結末
- 未来に戻ったトランクス
- トランクス、未来の17号18号を倒す!
- 過去に戻ろうとするセル
420話|未来に平和を
- 「おまえを過去には行かさん!!!」
- 消え去ったセル
- おとずれた真の平和
漫画ドラゴンボール35巻(第409話~420話)の感想
セルゲームの結末が描かれていた『ドラゴンボール35巻』。なんと、悟空が死んでしまうという衝撃的な結末で、想像をはるかに超える展開となりました。
結果、セルを倒すことは出来たのですが、相手はセル。一筋縄ではいかない闘いに。
悟飯が真の力をみせ、セルを上回るパワーを見せます。そして悟飯とセルのかめはめ波対決。
見事悟飯のかめはめ波はセルのかめはめ波を押し返しました。セルはそれを食らい体のあちこちが千切れてしまいます。
この時は悟飯が優勢で勝敗も見え始めていました。誰もが悟飯がセルを倒すだろうと確信したと思います。
セルはピッコロの再生能力で元の体に戻り、悟飯に敵わないことがわかっていても再び悟飯と闘おうとしました。
そんな矢先、セルは悟飯に蹴られ口から18号を吐き出し、容姿が完全体の前に戻ってしまいます。
もう勝ち目がないと悟ったセル。すると今度はセルの容姿が風船のように膨らみ始めました。
そう・・・自爆…!!!
これには「えぇ~っ!?」でした。強いセル。そのセルが戦いではなく、まさかの自爆とは!結構な衝撃があったのを覚えています。(まぁそれ以上に悟飯が強かったということなのですが…。)
そしてこの衝撃的なシーンを迎えるにあたって、実は悟飯にも“サイヤ人の悪いクセ”が出ていました。(笑)
それは、セルと悟飯のかめはめ波対決の後です。体のあちこちが千切れ、やっとの状態でいるセル。悟空も悟飯に
「悟飯 なにをしている とどめだ!!! すぐにとどめをさせ!!!」と怒鳴りました。
けれど悟飯は、「もうとどめを? ふふ…まだはやいよ おとうさん あんなやつはもっと苦しめてやらなきゃ…」と言うではないですか。(漫画ドラゴンボール35巻411話)
「ふふ…」と言う不敵な笑みがベジータを彷彿とさせ、このセリフに悟飯も冷酷さを持つ “サイヤ人”なのだと思わされました。普段は優しく大人しいイメージですよね…。
また、このセリフにピッコロは「なに いってるんだ あ…あいつ」と現実を受け止められないようでした。(笑)
悟空も必死に呼びかけます。「悟飯っ!!!とどめをさせるのは おまえだけだ はやくやれ!!! これいじょう あいつを追いつめるな!!! なにをするかわからんぞ!!!」
(漫画ドラゴンボール35巻411話)
そして自暴自棄になったセルは自爆を考えるのですが、この時悟飯が本気になっても後の祭り。悟飯もここで悟空の言うことを聞けばよかったと反省しますが、もうどうすることも出来ない状況です。
そこで唯一の方法を悟空は思いつきました。それは瞬間移動でセルごと移動することです。悟空はセルを連れて界王星へと移動しました。爆発と共に悟空と界王様とバブルスたちは死んでしまします。
ここで! 私が昔も今も思うことがあります!
ストーリー的にはこれでないと後の名シーンが生まれないことは重々承知していますが、どうしてもこのシーンの、この方法は最良だとは思えないのです。
それは悟空の瞬間移動のことです。どうして界王星に移動してセルだけを置いてこなかったのか?悟空ならセルを置いた瞬間、界王様たちを連れてまた地球に瞬間移動できたのではないか?
他にも、宇宙空間にセルを置いて自分だけ地球に引き返すとか…一緒に自爆ではなく他にやりようがあったのでは?と色々考えました。どうしても悟空の死が悔しかったのです。
そのせいなのか、当時悟空のことが好きだった子供時代、悟飯がセルを早く倒さないからだ!と悟飯のことがちょっぴりキライになったりも…。(笑)
ですがその後は一転、驚き感動する展開となりました。
蛇の道を飛んでいた悟空たちは、セルの魂がいないことに気がつきます。界王様が「セ…セルは まだ死んでおらん… …………生きている…………」と言った時、地球では突然爆風が吹き荒れました。同時にトランクスの胸を何かが貫きます。
セルでした。セルは頭の中の核は残っていたため死ななかったのです。それどころか、18号抜きでも完全体で再生されました。これは皮肉にも、セルに取り込まれた悟空やベジータの細胞、生死の狭間から復活すると大きく力を上げるサイヤ人の細胞がそうさせたのです。
セルをもてあそんだ悟飯のサイヤ人の血、セルを完全体以上にしたサイヤ人の細胞、“サイヤ人”とはこうしてみると、とんでもなく恐ろしい種族なのかもしれませんね。
そして悟飯は突然現れたセルに“仇が討てる”と、やる気になりますが、胸を貫かれたトランクスを見たベジータがなりふり構わずセルに攻撃を始めました。
けれどベジータはセルに適うはずもありません。セルにトドメを刺されそうなところを悟飯に助けられました。
悟飯は片腕を負傷してしまいます。セルは「地球ごと消えてなくなれ!!」と太陽系がすべて吹き飛んでしまうほどの気のかめはめ波を構えました。そんなセルを前にして“抵抗しても無駄だ…”と悟飯はあきらめてしまいます。
そこへ悟空の声が。「おい こら!! あきらめるなんてねえだろう悟飯!」
(漫画ドラゴンボール35巻415話)
悟空のあの世からの声により悟飯もかめはめ波の構えをしました。悟飯とセルの2度目のかめはめ波がぶつかります。セルのパワーは凄まじく、完全に悟飯が押されていました。
そこへ片手でかめはめ波を撃つ悟飯の手に添えるように悟空の手が。実際には悟空はいないのですが、それは親子が二人でかめはめ波を撃っているかのように見えました。
それでも堪えるのがやっとの悟飯。セルが「さらばだ!!!!」と終わらせようとしたその時!セルに攻撃が!なんと、ベジータがセルに攻撃をしたのです。
セルがベジータに気を取られたその瞬間、「いまだーーっ!!!!」の悟空の声で悟飯は全ての力を出してセルを消し去ることに成功しました。
この悟飯と悟空の親子かめはめ波は、深く記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。悟空は死んでしまっても悟飯の力になる姿は、心に打つモノがありました。
またこのシーンのいいところは、片手で悟飯がかめはめ波を撃っている姿に寄り添っていた悟空は本当に力を貸していたのか、それとも心の支えとして悟飯に寄り添っていただけなのか、わからないところだと思います。
仮に、もし悟空が死んでいない状態でも悟飯と親子かめはめ波をするシーンは可能だったと思うんですね。けれどそれではある種普通のかめはめ波です。“悟空が死んだ”ことによって、死してもなお悟飯の力になるところに、この親子かめはめ波の良さがあるのではないかと個人的には思います。
絵的には悟空が悟飯の撃つかめはめ波を支えている、もしくは一緒に撃っているようにも見えました。けれど悟空は死んでいます。実質的に力を貸すのは無理があるでしょう。
何より、会話をするにも界王様を通すくらいなのですから…。
この曖昧さがこのシーンの良さでもあると思いました。
そしてベジータの攻撃を忘れてはいけません!ひょっとしたらベジータが攻撃をしなければチャンスは生まれなかったかもです。
セルは悟飯、悟空、ベジータが倒したと言ってもいいのではないかと思いました。
まとめ
『ドラゴンボール35巻』でセルゲームは結末を迎えました。
このセルゲームでの勝利の代償は大きなものでした。まさか悟空が死んでしまうなんて…。
予想もしない展開に当時、ドキドキしながら読んだ覚えがある方も多いと思います。
しかも一度は“やっつけた”と思ったセルの復活。これにはやられました。(笑)
悟飯優勢からの絶体絶命!『ドラゴンボール35巻』はまさにこんなタイトルがつきそうな一冊なのではないでしょうか。
次巻『ドラゴンボール36巻』の内容はセルゲームからがらりと変わって、悟飯が高校生になっています!
またベジータの子供トランクス、悟空のもう一人の子供悟天も初登場!
新しい章が始まります♪ 36巻も楽しみですね!