漫画Vジャンプ|ドラゴンボール超(第63話)ネタバレ&感想|再び身勝手の極意兆?
前回62話では、絶体絶命だと思われた地球の戦士たちの前に、あの“メルス”が現れました。
今回は、その気になるメルスの行動が描かれている今回は最新号10月号の『ドラゴンボール超第63話』についてみていきたいと思います!
それにしてもモロには参ってしまいますね。(笑)追い詰めたと思ったら今度はセブンスリーを吸収して無敵状態になってしまいました。
モロを倒すべく方法は存在するのでしょうか。モロが天下を取ってしまう、そんな考えも過ってしまいます。修行をした悟空にベジータ。そして危機に現れたメルス。何とかがんばってほしいところです!!
それでは気になる63話をみていきましょう!!
漫画|ドラゴンボール超(第63話)ネタバレ|再び身勝手の極意兆?
ここでは大まかに63話がどんな感じで構成されているのかみていきたいと思います。
メルス登場!修行の最後の仕上げに!?
期待のベジータもやられ、地球の戦士たち全員が倒れてしまいました。絶体絶命の状況に現れたのは・・・メルスです!
彼は“悟空の最後の修行の仕上げに来た”と言いました。そのメルスは、時間を稼ぐためにモロと闘います。
離れたところに移動させられた皆は、デンデの力で回復されるところでした。そして最初に回復された悟空はメルスのところへと向かいます。
悟空、再び“身勝手の極意”兆“
悟空がモロとメルスのところへ戻ると、二人の激しい闘いは続いていました。そして何故かメルスは、力を隠し道具を使って闘っています。
メルスが天使の力を使って闘うと消えてしまうことを知っている悟空は自分が闘うと言い、またしても“身勝手の極意”兆“でモロに挑んでいきました。
ですがやはり、使いこなせない悟空はモロに吹き飛ばされてしまいます。その時メルスが言いました。
「いえ悟空さん 修行に問題はありません 完成まではあとはきっかけひとつなんです」
メルス!今度は天使の力を使い闘う!!
メルスがそう言った直後、メルスの後ろの地面からモロの手が伸びてきました。そしてメルスの首を捕えます。
すると同時にメルスの手には天使の杖が現れ、モロの手を切りました。
次にメルスは厄介なモロのコピー能力を封印していきます。
メルスは闘いながら、悟空に自身のことを話し始めました。
メルスの“正義の感情”
メルスは、善でもなく悪でもなく中立な立場である天使として生まれました。
本来なら、宇宙がどうなろうが見守ることしか許されていないのですが、銀河パトロール隊員として彼らと共に活動する中で“正義の感情”が芽生えたと言います。
必死に銀河を守ろうとしている銀河パトロールの姿に「この平和な銀河を失いたくはない」と思うように…。
そう言いながらメルスの体は透け始めていました。悟空は止めます。ですがメルスは言います。
「おそらく次が最後の攻撃になるでしょう」
消えゆくメルス!!悟空極まるか!?
メルスは最後の攻撃に入ります。
攻撃しながらメルスは、悟空と修行した時の会話を思い出していました。悟空との会話はメルスにとって、平和のために闘う後押しになったようにも思われます。
メルスはモロに向かって行き、モロからの攻撃をすり抜けると真正面に到達し、額を殴りつけました。それによりモロは遠く吹き飛びます。
そして自身の体はほぼ消えかかり、茫然とする悟空に、
「悟空さん いまの実力で身勝手の極意が完成すれば以前よりはるかに安定したものになります 相手がモロだろうと誰だろうともう負けることはありません」
「私が愛したこの銀河を ワクワクがつまったこの宇宙を守って下さい」と言いながら完全に消えてしまいました。
その時、その状況を目の当たりにした悟空の体に異変が起き始め・・・!?
漫画Vジャンプ|ドラゴンボール超(第63話)感想
メルスの登場、これが今回63話の鍵となりました。
そしてこの一話で、まさかの展開になることを誰が想像したでしょうか。
前回まではモロの脅威に晒されていて、物語はどう展開していくのだろうと思っていた矢先のことです。
しかもこれまでの話の中で、メルスは天使なので闘うと消えてしまうことは我々も知っています。なので、こんなにも早くあっけなくメルスが消えてしまうことは想定外でした。
結論から言うとメルスは“天使”でいることより、“銀河を守る”ことを選んだのです。
天使は中立の為、何があっても干渉はせず見守ることしかできません。ですがメルスは、銀河パトロールに入り、正義の感情が芽生えていきました。
そして悟空との会話の中で、なおその考えは固まっていったのだと思われます。何だか今回は読んでいて寂しさもありました。
それはメルスというキャラが消えてしまったことです。ドラゴンボールのたくさんのキャラの中でも、メルスはずば抜けて透明感のあるキャラでした。見ていて清々しい印象もあります。
存在自体は天使だとわかるまでは謎でグレーな感じもありましたが(笑)、性格などは初登場した時から爽やかでサラサラした感じの印象がありました。
悟空が無邪気でピュアな心の持ち主としたならば、メルスは知的でピュアな心の持ち主といったイメージでしょうか。中立と言われる天使は、時と場合によっては最悪の相手になります。悪にも善にもなるし、悪にも善にもならないということですよね。
そうなると、何となくですがメルスには向いていない気もしました。天使のウイスは優しいようで冷たいような感じがします。そんな風になるメルスの姿は想像出来ません。なので、このメルスの“銀河を守る”選択はメルスらしいなと思いました。
そしてこのメルスが消えてしまったことにより、悟空に異変が起きます。メルスが消えたことが“きっかけ”になってしまったのでしょう。
メルスが「完成まではあとはきっかけひとつなんです」と言いました。実はこの言葉に悟空も嫌な予感を感じていたのでは?というセリフがあります。
このメルスの言葉の後に、「………きっかけ…それっておめぇ…」と、まさか?みたいな発言をしていました。悟空は何を感じたのでしょうか。超サイヤ人になるには、穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めると言われています。
“身勝手の極意”もそういった感情が必要で、メルスはそのため自身と引き換えに悟空を目覚めさせた、そんな風には考えられないでしょうか。
「モロを倒すため、メルスは悟空に賭けた」何となくですが、私はそんな感じがしました。メルスと一緒に地球に来たビルスとウイス。
モロと闘っているメルスの元に戻ったビルスたちですが、透け始めているメルスを見てビルスは「…おまえ こうなるの分かっててメルスをここに連れてきたな?」と言い、ウイスは「いえいえまさか」と少しすっとぼけた感じで答えました。
こう見ると、何だかウイスも分かっていたような気さえしてきますね。
皆それぞれが必死な思いで闘っている相手、モロ。最初モロが登場した時はしわくちゃでした。しかし神龍に願ったのと、エネルギーを吸収しまくったモロはみるみる若返り、今ではキリっとした姿です。
そこで何だかこのパターン見たことがあるな、と思いました。そう、『セル』に似ていると思いませんか?モロはセルを彷彿とさせるのです。
セルも最初、どちらかと言うと昆虫みたいな姿で、強さもベジータに敵わない程でした。ですが、17号、18号を吸収していくと、姿はスッとして強さも最初とは比較にならないほどになります。
また、厄介さも非常に似ていると思いました。セルはピッコロの細胞を取り入れているので体の一部を吹っ飛ばされても再生でき、またモロも、セブンスリーを吸収しているのでピッコロの能力を使い再生することが出来ます。
闘いにおいて再生されてしまうとキリがありません。(笑)無敵感がハンパないですね。
そんなモロに悟空は勝つことが出来るのでしょうか。今回メルスが“修行の最後の仕上げ”をしに来ました。その真の意味とは!?
そして悟空は“身勝手の極意”を完成させることが出来るのでしょうか!?次回64話が楽しみですね!!
まとめ
今回は『ドラゴンボール超第63話』についてみてきました。
まさかメルスが消えてしまうという、思いもよらない衝撃的な展開に驚きましたね。また、今回メルスの感情がよく描かれていて、メルスというキャラをよく知れた回でもあったと思います。
そのメルスのとった行動は、“身勝手の極意”を発動させるきっかけになるのか!?そして悟空はモロを倒す突破口を見つけることが出来るのでしょうか!?
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