漫画Vジャンプ|ドラゴンボール超(第64話)ネタバレ&感想|身勝手の極意ついに完成!
ドラゴンボール超63話では、悟空たちの絶対絶命のピンチに現れたメルス。
メルスは無敵状態となったモロと闘いました。本来天使であるメルスは闘うことは禁止されています。中立の立場である天使が天使の力を使って闘うと消えてしまうのです。
メルスはそのことを解っていてモロと闘い、案の定メルスの体は透け始め、悟空に銀河の未来を託し消えていきました。銀河の未来を託したほかにもう一つ、悟空に命を張ってでも教えたかったことが。
それは『身勝手の極意』の完成です。
皮肉にもメルスが消えてしまったことが『身勝手の極意』を完成させるきっかっけになってしまいました。
そして!悟空のその『身勝手の極意』でモロを倒すことはできるのでしょうか!?それでは気になる64話をみていきましょう!!
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漫画Vジャンプ|ドラゴンボール超(第64話)ネタバレ
ここでは大まかに64話がどんな感じで構成されているのかみていきたいと思います。
悟空メルスの意思引き継ぐ!!
メルスが完全に消えてしまいました。
悟空は言います。「オラまた一つ大切なことをメルスから教わったよ」…と。
それは、一人で闘っているわけではなくみんなに助けられて闘っていたこと、そして自分のためではなく、宇宙のために闘っていたことを・・・。
悟空はジャコに問います。「なんでおめえは銀河パトロールになったんだ?」
ジャコは「そ…そんなの 銀河の平和を守りたいからに決まっているだろ!!! あとユニフォームが最高にカッコイイからだ!!!」と答えました。
悟空は“メルスはもう存在しねぇ”だからモロを倒すのは自分の役目だと言います。『メルスの意思 オラが引き継いだぞ』
完成された身勝手の極意
悟空から大地が震えるような物凄いパワーが吹き上がりました。
『身勝手の極意』の完成です。
嵐のように震えていた大地が突然静かになり、悟空の髪の毛は銀髪に。そして悟空は一歩、また一歩とモロに近づいていきます。
その悟空の行動にモロは後ずさりすると、それでも近寄る悟空に対して「ちっ近寄るな!!!」と気弾を撃とうとしました。
が!振り上げた手はいつの間にか悟空に掴まれています。
モロは掴まれたその腕を振り払うと攻撃態勢に入りました。
あたらないモロの攻撃!!
モロが悟空めがけて殴りかかります。避けた悟空は手の甲で「トンっ」と軽くモロに触れるとモロは勢いよく吹っ飛んでいきました。
モロは状況がつかめません。 「なんだ……なにをした…!」
焦るモロに対して、なんてことはない顔をしている悟空。その顔を見てモロは再び悟空に飛び掛かります。
けれど悟空はまたもやモロを見ることなく、連弾してくるモロに対して片手で払うように攻撃をかわしました。何度やっても一緒です。モロの攻撃が一発もあたらないのです。
モロ「キサマ…どういうことだ…どうやってよけてる…!?」
悟空「なにも考えてねぇ 体が勝手に判断して攻撃を避けているだから…お前の攻撃は絶対にあたらない」
モロの勝ち目はもはやない!?
モロは悟空の言葉を聞いて自身もフルパワーになります。そのモロに対して悟空も構えました。
勢いよく悟空に向かっていくモロ。悟空まであとわずかのところで悟空が構えていた手をぱっと開きます。すると勢いのあったモロの体はピタッと止まり、悟空は離れていながら手でモロを操るように上空へ浮かせました。
そして悟空はモロを浮かせたまま自身の構えを変えます。開いていた手を拳に変えると「はっ!!!!」という掛け声と共に上空にいるモロ目掛けて大地を蹴り、モロの腹に拳を練り込ませ吹き飛ばしました。
ビルス「あの戦い方は神そのものだ」
地球の戦士としての闘う悟空!?
もうボロボロで、勝ち目がないと知らしめられたモロ。
モロは気を高め、あがくように地球のあちこちに穴を開け、そっと悟空の背後に立ちます。
モロは悟空の背後を取った気でいましたが、悟空は振り返ることなく後ろケリ一発でモロを蹴り飛ばしました。
それでもモロは地球を食ってやると悟空に挑発しますが、言っているそばからまたしても蹴り飛ばされ岩に叩きつけられます。
そんなモロの上にぶつかった岩が崩れてきてモロは「……助けてくれ ころさ……ないで…くれ」と言いました。
すると悟空はジャコにモロが死刑であることを確認すると、銀河パトロール隊員のマークが入った上半身の道着を破り捨て「ここからは地球人としてあいつと闘わせてくれ」と。
これは一体どういう意味なのか……!?
漫画Vジャンプ|ドラゴンボール超(第64話)感想
64話ではついに悟空の『身勝手の極意』が完成しました!
ついにですね!63話までは『身勝手の極意“兆”』までしかなれませんでした。“兆”ではモロに勝つことは難しい状況で、メルスが現われなければどうなっていたことか…。
けれど、完成と引き換えに悲しい結末も…。悟空に『身勝手の極意』の修行の仕上げとしてやってきたメルスは自身の命をもって完成へと導いたのです。
本当にこれは悲しい展開でした。このことを悟空は静かに受け止め、改めて自身の置かれている状況、皆に助けられていることを話します。
この後のことです。個人的にですが一番心打たれ、気になるシーンがありました。
悟空がジャコに銀河パトロールになった理由を聞きます。ジャコは最初「なんだ…!こんなときに…」と言いますが、それでも悟空が「教えてくれねえか」と聞くとジャコは
「そ…そんなの 銀河の平和を守りたいからに決まっているだろ!!!あとユニフォームが最高にカッコイイからだ!!!」と言いました。
いつも文句を言ったり、口だけ立派な部分があったりするジャコですが、彼もまた銀河パトロールの一員として誇り高き隊員なのです。
その後のユニフォームうんぬんも何とも彼らしい発言で、私の中でジャコの好感度が急上昇した瞬間でした。
いつも地球の戦士だけで敵に向かっていく展開がほとんどの中で、この『銀河パトロール囚人編』と言うだけあって銀河パトロール隊員の存在は欠かすことができません。
メルスもジャコも、ベジータに同行したイリコ隊員も誰一人として欠かせないのです。
悟空たちに比べ少し地味に見えますが、隊員の一つひとつの行動がモロを倒すため、悟空たちのサポート的役割を果たしていました。
メルスが消えてしまったことでなお、『銀河パトロール囚人編』はたくさんの力でモロに立ち向かっていて、スケールが大きいなと改めて実感します。
そして最後に気になるセリフが!
モロを追い詰め、あとはトドメを決めれば悟空の勝ち!というところで悟空がとんでもないことをっ!
「ここからは地球人としてあいつと闘わせてくれ」ん?、思わず読み返しました。(笑)
これまで何度もピンチの状態からここまできて、やっとモロを追い詰めたのです。今『身勝手の極意』を解いてしまえば、またモロが有利になってしまう可能性だって無きにしも非ず。
悟空、それやばいって!と思わず声が出てしまいそうになります。(笑)
以前にもこんなことがありました。それは『魔人ブウ編』での最後のブウとの戦いの時です。
ベジータもそうですが、ポタラを付けてベジットになれば勝てるのに、
「自分ひとりの力だけで戦いたいんだ わるいな こんなヤバいときにさ…でもあいつも もう合体してねえんだし…」(漫画ドラゴンボール42巻509話)
と、ポタラを使うことを拒否しました。そしてベジータも
「…よくいったなカカロット それこそが………サイヤ人だ」
…サイヤ人の悪い(良い?)癖なのでしょうか。
ですが、裏を返せばどんな状況でも勝負を最後までつけたい、「あきらめない」「試したい」ということを、ひょっとしたら私たちは悟空からそっと教えられているのかもしれませんね。
まとめ
ついに悟空の『身勝手の極意』が完成されましたね。
『ドラゴンボール超64話』はついにモロを…!というところまできたような気がしました。
このままモロを倒してほしい!と思うのですが、最後に「地球人として…」というところがひじょ~に気になります、、、
ヒヤヒヤする展開にならなければいいのですが…。もうひと癖ありそうな、なさそうな。(笑)
この『銀河パトロール囚人編』は毎回展開が変わるので一話も見逃せなくなってしまいました!また形勢逆転したらどうしようと思いながら次回作を楽しみにしたいと思います!
そしてVジャンプの発売日は毎月21日。先読みしたい方はこちらがおススメです♪
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