動画|実写版映画ドラゴンボールエボリューションのネタバレ感想|実写化したピッコロ評価
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今回は、なんとドラゴンボール初の実写版映画、『ドラゴンボールエボリューション』についてみていきたいと思います!
“まさかドラゴンボールの実写版が公開される日が来るなんて!”と、思われた方も多いのではないでしょうか。
実際、“どうやって?”、“無理がある”、“ちょっと気になる”と、色々な意見があったと思います。
日本で生まれた作品が、海外ではどう解釈され表現されているのか、非常に気になるところですね!
ドラゴンボール作品として観るのと、全く新しい作品として観るかで評価が分かれるところではないかと思いました。
そしてあのピッコロも登場します!実写版ではどうなってしまうのでしょうか!?
それでは詳しくみていきましょう!!
【動画】実写映画ドラゴンボールエボリューションのネタバレ
孫悟空は、祖父の孫悟飯と二人で暮らしていました。孫悟飯に鍛えられた悟空は、力を隠し普通の高校生として学校に通います。
悟空は学校でケンカを吹っ掛けられてもやり返すことはせずいじめられ、変り者として浮いた存在でした。そんな中、悟空の18歳の誕生日に同級生のチチからパーティーに招待されます。
黙って家を出た悟空。家では悟飯が何者かによって殺害されてしまいました。
孫悟飯を殺したのは、2000年の眠りから目覚めたピッコロ大魔王でした。悟空は嫌な予感がして急いで家に戻ります。家は崩れ、悟飯は瓦礫の下敷きになり瀕死の状態で、“パオズ山の亀仙人”のところへ行けと言いました。
朝になり悟空が崩れた家の中を歩き回っていたその時、人影が現れます。ドラゴンボールが盗まれたのだと言って探しているブルマでした。
二人はドラゴンボールを探す旅を始め、亀仙人も仲間になり、悟空は旅をしながら亀仙人に鍛えられます。旅の途中、盗賊ヤムチャの落とし穴にはまり、ヤムチャも旅に加わりました。
そして亀仙人の師匠であるシフ・ノリスの寺院に立ち寄ります。そこで悟空は気を操る修行をしているとチチが来て、チチのアドバイスでメキメキと上達していきました。その夜、チチに変身したマイが現れ、悟空たちのドラゴンボールが盗まれてしまいます。
そして、魔封波を使うことを決意した亀仙人は、ピッコロを封印する壺をシフ・ノリスから受け取りました。悟空たちは急いで神龍を呼び出す場所、ドラゴン・テンプルへと向かいます。
ピッコロは神龍を呼び出そうとしていましたが、そこに駆け付けた悟空たちと戦いが始まります。悟空は、日食と共に大猿に変身して理性を失い暴れまわり、亀仙人は魔封波を仕掛けるも失敗し、ブルマはマイと戦いました。
魔封波に失敗した亀仙人は大猿化した悟空に首を絞められてしまいます。悟空はそこで我に返り、元の姿に戻ると再びピッコロ大魔王と戦い、かめはめ波でピッコロ大魔王を打ち破りました。
そしてドラゴンボールで神龍を呼び出し、息絶えた亀仙人を生き返らせてほしいと願います。そして亀仙人は生き返り、ドラゴンボールはまた散っていきました。
が、悟空に敗れたピッコロ大魔王は、謎の女性に介抱を受けています。これは一体…!?
【動画】実写映画ドラゴンボールエボリューションの感想と実写化したピッコロ評価
今回は、実写版映画『ドラゴンボールエボリューション』の感想を書いていきたいと思います。
正直、見終わった時は『ん?』と言いたくなるような感覚でした。(笑)
始めに全体的な感想を言うならば、“詰め込み過ぎて忙しい”という印象を受け、ドラゴンボールとして観るならば“少し違うかな”といった感じです。
勝手な想像ですがが、ドラゴンボールを忠実に意識しながらも感覚や価値観が違い、チグハグしてしまったのかなと思いました。また、国の違いを認識していないのか、あえてなのかは分かりませんが、「ナマステ」などの言葉が出てきて、全体的にワールド感が否めません。(笑)
そして、ストーリーも詰め込み過ぎてどこかボヤっとして定まっていない感じが、原作のドラゴンボールから離れていってしまっているのではないかと思いました。
キャラの背景も少し無理矢理感を感じます。ヤムチャが盗賊だったり、ブルマがカプセルコーポレーションの娘だったりと原作に基づいてはいるのですが、何せ実写版だからなのか違和感を拭えませんでした。
悟空に至ってもそうです。「おっす!オラ悟空!」が我々の知っている悟空なのですが、実写版では悟空は高校生で、普通に思春期の男の子でした。(笑)
亀仙人に対しては疑問でいっぱいです。まず、亀仙人が“爺さん”ではなく“おじさん”なこと、そして何故か“カメハウスの亀仙人”が“パオズ山の亀仙人”になっていたことです。
しかも、パオズ山の亀仙人の家は、たくさんのビルが立ち並ぶ、ビル群の真ん中にポツンとありました。“パオズ山”なのにおかしいですね。(笑)
ここまではドラゴンボールの中でも人間としてのキャラなので、「まぁ…ねぇ」と言えるところもあるのですが、今回最大に難しかしいであろうピッコロ大魔王は…強烈な違和感がありました。(笑)
寄せているのが凄く分かるのですが、何かが違うのです!何でしょう、言葉で表現するのは非常に難しいのですが、ピッコロ大魔王によせて特殊メイクをしただけというか…なんか変…。というのが正直な感想でした。
もっと表情豊かで、悪人顔にすれピッコロ大魔王感が出せたのではないでしょうか。どちらかと言えば映画『マスク』の顔を不気味にした感じでした。(笑)
また、大猿なのですがこれはハッキリ言って酷いなと…(苦笑)本来、サイヤ人の大猿はとんでもない大きさと強さを持ち合わせています。ですが、この映画に登場した大猿は、ゴリラを2~3倍にしたぐらいでしょうか、迫力に全くもって欠けていました。見せ場なのに残念です。
ちょっと酷評っぽくなってしまいましたが、ドラゴンボールを感じるところもありましたよ!
ドラゴンレーダーの形は違いますが、レーダーを使いドラゴンボールを探したり、ホイポイカプセルではないですが、カプセルらしき物を地面に置いたらバイクになったりと、この辺はドラゴンボールが強く出ているのではないでしょうか。(やっぱり違うかな…苦笑)
原作者の鳥山明先生は制作総指揮として参加されていたそうです。映画の内容については予告編の冒頭で「ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。…省略…おおいに期待しています!!」とメッセージを寄せていました。
しかし後に『神と神』が公開された際には「脚本があまりにも世界観や特徴をとらえておらず、ありきたりで面白いとは思えない内容だった。注意や変更案を提示しても、制作側は妙な自信があるようであまり聞き入れてもらえず、出来上がったのも案の定な出来のドラゴンボールとは言えないような映画だった」と述べています。
これです!まさに“制作側は妙な自信”がこの映画ににじみ出ているのだと思いました。なので、原作のドラゴンボールの世界観が崩れ、観ている側にも伝わってくるのでしょう。
個人的な意見ですが、製作者の意向が強く出ている映画だと思うので、ドラゴンボールとは別の映画だと思って観たらそれなりに面白いのかもしれません。
【動画】実写映画ドラゴンボールエボリューションの作品情報・キャスト
実写映画『ドラゴンボールエボリューション』にはどんなキャストが登場するのでしょうか。またいつ公開された作品なのか、ご紹介したいと思います!
登場人物
キャラ | キャスト | 吹き替え |
孫悟空 | ジャスティン・チャットウィン | 山口勝平 |
ブルマ | ブリーフ:エミー・ロッサム | 平野綾 |
亀仙人 | チョウ・ユンファ | 磯部勉 |
ヤムチャ | パク・ジュンヒョン | 江川央生 |
チチ | ジェイミー・チャン | 小清水亜美 |
孫悟飯 | ランダル・ダグ・キム | 石丸博也 |
シフ・ノリス | アーニー・バドソン | 内海賢二 |
ピッコロ大魔王 | ジェームズ・マースターズ | 大塚芳忠 |
マイ | 田村英里子 | 甲斐田裕子 |
作品情報
制作年 | 2009年3月13日 |
時間 | 85分 |
監督 | 黄毅瑜 |
脚本 | ベン・ラムジー 黄毅瑜 |
全世界共通テーマソング | 「Rule」歌―ayumi Hamasaki |
実写映画『ドラゴンボールエボリューション』は2009年3月13日に公開されました。
この映画は、ドラゴンボールとして初めての実写となる作品で、従来のドラゴンボールのストーリーと絡むことのない完全オリジナルの作品です。
出てくる技や、ドラゴンボールを探すという背景は、原作やアニメなどと同じでした。
普段私たちが観ているドラゴンボールではなく、まったく別のドラゴンボールとして鑑賞してみても面白いかもしれません!
気になる方はぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか!!