漫画|ドラゴンボール30巻(第350話~第361話)3行ネタバレと感想|ピッコロと神様の融合
⇒ドラゴンボール29巻のネタバレ感想記事をまだみていない方はこちら
今回は『ドラゴンボール30巻』についてみていきたいと思います!
ドラゴンボール30巻は全部で12話あります!この巻では、新たに起動された17号、18号、16号が登場し悟空を探しに動き始めました。
この人造人間の他に謎の生物も現れ一同パニックに、そしてなんとピッコロは神様と融合するという衝撃的な展開が描かれていて、内容やネタバレが分かるようにざっくりと3行でまとめてみました!!
ドラゴンボール30巻を3行でまとめると・・・
- ・人造人間、悟空を倒すために動き出す!
- ・ベジータが負ける!?そしてピッコロは神様と融合!?
- ・別の生き物!?謎の生物出現!
漫画|ドラゴンボール30巻(第350話~第361話)3行ネタバレ
ドラゴンボール30巻は全部で12話あります。
内容やネタバレがざっくり分かるようにそれぞれ3行でまとめました
350話|17号・18号、そして…16号
- 二人の人造人間、ついに戦士の前に現れる!
- 17号、自分を造ったドクターゲロを破壊!!
- 目覚めるもう一体の人造人間
351話|謎の16号
- トランクスも知らない人造人間16号
- 人造人間を追うベジータ
- ベジータと闘うのは…18号!
352話|ベジータ対18号
- 互角か!?強いベジータ!
- 本気を出したら…!?
- 駆けつける戦士たち
353話|さすがのベジータ
- 逃げる?ジョーダンじゃない
- 両者激しい闘いは続く
- ベジータ!ついに腕の骨を折られる!!
354話|余裕の人造人間たち
- 条件反射か!トランクス飛び出す!
- トランクスに続く戦士たち
- 皆やられ残るは…クリリン?
355話|ピッコロの決意
- 人造人間と話すクリリン、人造人間の目的
- それぞれの行動
- ピッコロ神殿に着く
356話|神様の条件
- 未来の人造人間と違う?神様の意見
- 車に乗って孫家へ向かう人造人間
- 悟空の移動
357話|ブルマからの知らせ
- トランクスの知っている過去とは別の過去?
- 怒りに震えるベジータ!
- もう一つのタイムマシン!?
358話|邪悪な予感
- 謎のタイムマシンへ!
- タマゴの殻は一体!?
- 神様の絶望的な予感
359話|神様は見た!!
- 生物の抜け殻が!こいつがタイムマシンを!?
- イナカっぽい服に18号ご立腹
- 不吉な事件発生!
360話|神と大魔王の融合
- テレビから流れる恐ろしいニュース
- ピッコロベースで…神様と融合!!
- 街に降り立った…ピッコロ!!
361話|謎の怪物、ついに出現!!
- ピッコロの前に現れた怪物は…
- 謎の怪物は人を吸収する!?
- なぜ!?皆の気がこの怪物から!?
漫画|ドラゴンボール30巻(第350話~第361話)の感想
今回30巻を読んで感じたことは、“謎が多い”ということです。
前回登場した19号・20号は、トランクスの言っていた未来には存在しない人造人間で、トランクスは過去に来たことによって、歴史がズレてしまったと考えました。
そして今回は”16号“という、またしてもトランクスの知らない人造人間が出現します。17号、18号と、ここまでで5体の人造人間が登場したことになりますね。
トランクスの言っていた未来では二人。次から次へと人造人間が登場している状況になっていて、ベジータの言葉ではないですが、若干“人造人間のバーゲンセール”状態になっているような気がしました。(笑)
その上で、またしても得体の知れない生物が登場します。ぶっちゃけて言ってしまえば“セル”なのですが、この登場した当時は容姿も含め、「なんだこれ??」感が否めませんでした。
そしてまさか脅威と思っていた人造人間17号・18号の強さが前座的な強さで、セルという恐ろしい敵が出来上がるとはこの当時、誰も思わなかったと思います。
この先、とても衝撃的な展開になっていきました。
だからこそ、『セル編』は予想を裏切られたぐらいの衝撃があり、今読んでも楽しめるのでしょう。
また、敵キャラが成長していく様も魅力の一つなのだと思いました。実際、セルがピッコロと初対面した、この30巻からセルの容姿は徐々に変わっていきます。
最初は醜く、人間を襲おうとしているこの生物(セル)にピッコロも、
「オレのことばが わかるとはおもえんが そいつを放してやれ そんなやつでも命は命だ……」と、この生物に向かって言葉が分からないことを前提に話しています。
それぐらいセルの初期は知性があるようには見えませんでした。
少し先のお話になってしまいますが、この後も何度か生態が変わります。そして最後はちょっと敵にしてはカッコいいキャラになりました。(個人的感想です(笑))
この時点で(セル)は一番の謎を持つ存在となります。
そしてまた、もう一人謎の者が…。
人造人間16号です。それでも彼はある程度わかっていることもあります。
それは、ドクターゲロが造って、本人曰く“失敗作”だという事でした。
16号を起動させようとする17号にドクターゲロは、
「いっいかん!!!やめろ!!!この世界そのものを ほろぼしたいのかっ!!!」や
「とにかく動かすな!!わたしやきさまらの首をしめることに なるかもしれんのだぞ!!!」
と、凄い剣幕で起こります。一体、ドクターゲロや人造人間にとって“首をしめること”とは何なのでしょうか。
ここでも少し先のお話が入ってしまいますが、そう、16号は悟空を倒すという任務以外は自然を愛し、動物を愛する優しい性格の持ち主だったのですね。
30巻でも、戦士たちと闘う17号と18号を横目に自身は闘わず立っているだけです。
そして一点を見つめ、
「何を見ている?」と聞いてくる17号に「おまえたちがさわいだから小鳥たちが逃げてしまった…」と、闘いの中では絶対に聞かないであろう言葉が返ってきました。
トランクスの言っていた人造人間は、言わば“人類の敵”でもあります。それがこの16号を見ていると、そんなことないのでは?と思わせるところが多々ありました。
なので、ドクターゲロにとっては、都合の悪い存在(失敗作)だったのではないかと思います。
この時点で16号は謎の生物(セル)同様、トランクスも戦士たちも、17号も18号も(笑)、読者からも、謎の存在でした。
そして30巻では、私が個人的に気に入っているシーンがあります。
それは人造人間18号とベジータ、17号と戦士たちが闘った後の会話にありました。
人造人間にやられた一同は、クリリンから仙豆を受け取り回復し、それぞれに話しながら作戦会議をします。
そんな中クリリンがピッコロに
「……でピッコロはどうするつもりなんだ……」と聞きました。「さあな………」と答えるピッコロに更にクリリンは、
「な なんだよ そのカオはなにか作戦でもあるんじゃないのか!?
おしえろよピッコロ 仲間じゃないか」と言うと、ピッコロは額に青筋立てて険しい顔で
「仲間だと!?調子にのるなよ このオレがいつ きさまらの仲間になった!
ふざけるな!!オレは魔族だ 世界を征服するためにきさまらをただ利用しているだけだということをわすれるな!!」
と言って飛び立ってしまいました。
何故このシーンが気に入っているかというと、ピッコロの発言とは逆に仲間なんだなと、私は意識したからです。
この後の天津飯やクリリンのセリフが好きなのです。
天津飯「そ…そうか…たしかにあいつはピッコロ大魔王だったな オ…オレもすっかりわすれていた…まだ世界征服を企んでいたのか…」
クリリン「オレは世界征服なんてうそだとおもうな…あいつも悟空やベジータといっしょさ ただどんなヤツよりも強くありたいそう考えているんだとおもう……」
と言いました。
天津飯のセリフは少し笑ってしまいそうですが、二人のセリフはピッコロがもう仲間だと認識していたから出てきたセリフなのではないでしょうか。
そしてクリリンは、ピッコロが飛んで行った先には神様のところだと言いました。
それはピッコロが神様と一人になりに行ったのだろう、「あ…あいつ……神様大っキライだったのによ………」と。
こんな行動に出る人が“世界征服”など望むでしょうか(笑)なんだかピッコロのセリフが可愛らしく見えて、尚且つそれに気付いている仲間たちみたいな感じがとても気に入っています。
しかもピッコロ、こんなこと言っていますが、人造人間が現われるまでの3年間、悟空と悟飯と一緒に修行をしているという事実をどう説明するのでしょう(笑)
それに、散々リーダーシップをとってきて今更…とも思ってしまいました。そんなピッコロも大好きです♪
まとめ
今回は『ドラゴンボール30巻』についてみてきました。
30巻に別のタイトルを付けるならば、まさに『謎』というタイトル名を付けたくなるほど、気になる者たちが登場しました。
そしてこの『謎の者』についてまわる“嫌な予感”。
トランクスの言っていた、“地獄の未来”とはまた別の“地獄”が戦士たちを待ち受けていそうな気がしてきましたね。
徐々にと、行動範囲も活動範囲も広がってきて目が離せなくなってきた『人造人間編』。
これからどんな展開になっていくのか、物語は思わぬ方向に進んでいく!?
次巻31巻では、新たな闘いが始まりそうです!!