漫画Vジャンプ|ドラゴンボール超(第75話)ネタバレ&感想!ぶつかり合う引き出された力
悟空と代わり、始まったベジータとグラノラの闘い。
的確な急所を攻めてくるグラノラを相手に苦戦するベジータですが、何度か急所を突かれながらも、闘う姿は生き生きとしています。
「勝負ってのはな やてみないとわからない だから面白いんじゃないか」と言うベジータ。
闘いの中で深めの傷を負った時です。ベジータに変化が訪れました。
ハァーッ ハッ!!と呼吸が荒くなり、グラノラを吹き飛ばすほどの気を全身から放ったベジータは、自身の気に纏われます。
その気が途切れ、姿を現したベジータの顔には眉毛がなく、鋭い人相に!!
その姿はまるで『超サイヤ人3』のよう。
これが『破壊の力』なのでしょうか!? ベジータはビルスの『破壊の力』を完璧に物にすることが出来たのか!?
ベジータの人相も気になりますが、(笑)その力も気になるところですね!!
それでは75話をみていきましょう!!
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漫画Vジャンプ|ドラゴンボール超(第75話)ネタバレ
ここでは大まかに75話がどんな感じで構成されているのかみていきたいと思います。
進化したベジータの力
凄まじい気の中から姿を現したベジータ。その顔は険しくなり、明らかな変化が見て取れます。
「力の上限がない」と言うベジータの攻撃が始まりました。その強さは先ほどとは違い、常に気を纏いながら容赦なくグラノラを攻撃します。
その強さ、速さにグラノラもついていけず。
「今のオレは……闘争心を燃やせば燃やすほど…強くなるんだよ」と攻撃の手を緩めることのないベジータ。そしてベジータはグラノラが大事にしている廃墟の街へと、グラノラを投げ飛ばしました。
投げられ壁で止まったグラノラ。立ち上がろうとするグラノラをベジータは思いっきりキックします。
勢いで吹き飛ぶグラノラは、いくつもの家の壁を突き破りようやく止まりました。
“我儘の極意”
さっきまでとは別人のベジータに戸惑うグラノラ。「破壊の神の力とはいったい…」と言うグラノラにベジータは、「破壊神ってのがいるんだよ この宇宙にはな」と答えます。
そしてベジータは”お前との戦闘で目覚めた”と言うと、グラノラは
「ふ…ふざけるな オレより強い者など… 存在しない!!!!」とベジータに気功波を撃ちました。
ベジータはその気功波を避けることなく、「かああっ いいねぇ 最高の刺激だ」と全身で受け止めます。その後のグラノラの狙撃もすべて受け止めました。
グラノラの攻撃でベジータの姿が見えなくなったかと思うと、突然グラノラの前に現れたベジータ。
グラノラはとっさに”シールド”を張ります。シールドごと攻撃するベジータ。シールドこそ壊れませんでしたが、そのシールドは地面へとめり込んでしまいました。
グラノラは攻撃を避けないベジータに「……なぜ避けない 体が勝手に避けるというあいつの技とは違うのか?」と問うとベジータは
「あんなつまらん技と一緒にするな カカロットが身勝手ならオレは我儘だ “我儘の極意”とでも呼びやがれ」
と言い、再びシールドを張っているグラノラに攻撃をします。今度はシールドを突き破り、ベジータのキックはグラノラの顔面に入りました。
闘えば闘うほどに……
“サイヤ人などに負けてたまるか!!!”と言うグラノラに、ベジータは自身の故郷『惑星ベジータ』が消えてなくなったのは巨大隕石の墜落ではないことを話ます。
“すべてはフリーザがやったことだ”と…。
サイヤ人もフリーザに滅ぼされたことを知ったグラノラ。グラノラが付けているゴーグル・オートミルも“話が違う…”と疑問に思い始めます。
それでもグラノラは、サイヤ人への復讐を止める理由にはならないと、再びベジータに殴りかかりました。
その拳を真正面から受けるベジータ。そしてグラノラを蹴り飛ばします。ベジータから離れたところでオートミルが”サイヤ人も被害者なんだよ”と話しかけますが、グラノラは聞く耳もたず。
しまいにはオートミルを外し、森の中へと投げてしまいました。「宇宙一になったオレに…お前のサポートはもう必要ない」
再びベジータの前へと立つグラノラ。ベジータに”戦闘経験が足りてない”と言われたグラノラは
「だったらこの戦いでその経験を補う 戦えば戦うほど強くなるのは…このオレも同じだ!」
と言うと、廃墟の一つを宙に浮かし、それをベジータ目掛けて投げました。
グラノラにとって大切な廃墟となった街。しかしそれらの家々を宙に浮かしてはベジータに向けて飛ばします。
その様子を見てベジータは、「手段は選ばないってか いいじゃねーか 上等だ!」と再びグラノラに向き合いました。
ダメージを食らい過ぎか…?
グラノラに森の中へと投げられたゴーグル・オートミル。何やらオートミルは信号を送ります。すると、その信号はグラノラの宇宙船に繋がり、宇宙船はオートミルの所へと飛んできました。
そして宇宙船はオートミルを拾い上げるとどこかへと飛んでいきました。
一方、ベジータとグラノラの闘いは先ほどとは少し様子が違う…。先ほどはベジータの方が圧倒的な強さを見せていたのに、今度はグラノラも負けてはいません。
何より、攻撃を全身で受け止めるベジータの体からは流血すら見え始めました。息を荒くしながらその血を見たベジータは「まだまだだ……オレはもっと強くなる!」と言いますが…
次の瞬間、グラノラから向けられた気功波をベジータはギリギリのところで避けました。
離れた川で悟空は「ベジータのヤツ…最初ほどの勢いがもうねえ」と言い、見えない闘いを気にしながら体を休めています。
続く激しい攻防戦。大きな気を放ったところでベジータの頭からは激しい流血が!
「くっまずい 目がかすんできやがった…さすがにダメージをくらいすぎたか…」と言って見た先には狙撃体制のグラノラの姿がありました。
「いい加減終わりにしてやる」とベジータは気を込めます。
引き出されたグラノラの力
ベジータは上空に大きな気の塊を作りました。そして、「こいつは触れるものすべてを破壊する!! この星を守りたければ お前が受け止めるしかないぞ」と言います。
しかしグラノラは動じることなく狙撃体制のまま。”いい度胸だ”とベジータが気を放った瞬間! なんと、右目と同じくグラノラの左目は赤くなったのです。
「はっ!!!!」とグラノラの指先から撃たれた気はベジータの破壊の気とぶつかり・・・大きな音と衝撃で消滅しました。
状況が読み込めないベジータ。そこにグラノラが近寄ってきて言います。
「礼を言うよサイヤ人 オレもお前のおかげで手に入れた力をようやく引き出すことができた」
そう、ベジータと同じく、グラノラも闘いの中で自身の力に目覚めたのです。
一方、遠く離れ爆発を気にしながらも状況が掴めないでいたマキ。そこへエレクが到着しました。ガスがエレクに言います。
「まもなく最初の地点に到着する」
するとエレクが言いました。”そいつは楽しみだ”
「いよいよお目にかかれるぞ 願いが何でも叶う ドラゴンボールとやらに」
このエレクが言った言葉の意味とは!?
漫画Vジャンプ|ドラゴンボール超(第75話)感想
前回74話に続き、75話もかなり熱い内容でした!!
75話ではついにベジータの技の名前が判明。その名も『我儘の極意』!!
技の名前だけ聞くと少し『?』となってしまいますが、これがベジータの技と聞いたらしっくりくるから不思議ですね。
悟空の『身勝手の極意』にベジータの『我儘の極意』。役者は揃ったといった感じでしょうか。(笑)
しかもベジータのこの技の何がいいかと言うと、グラノラに”なぜ悟空みたいに避けないんだ?”と聞かれた時に、
”あんなつまらん技と一緒にするな、『カカロットが身勝手ならオレは我儘だ “我儘の極意”とでも呼びやがれ』” このセリフがいいのです♪
この時にわけがわからないグラノラが密かに「わ…わがまま?」と言ったのがまたツボに入りました。(笑)
そして何よりこの姿になった時のベジータの『悪っぽい』というのが最大の魅力なんだと思います。
ベジータと言えば最初、悟空たちにとっては地球を侵略しに来た”悪者”でした。しかもただの悪者ではなく、どこか高尚な雰囲気を纏った他とは一線を画していた悪者です。
しかし地球に来てベジータはだいぶ変わりました。変わったベジータも素敵ですが、やっぱりワルっぽさが入ったベジータの魅力は、ベジータ特有で最高に魅力があると思います。
そんなベジータのワルっぽさが見られる『グラノラ編』かなりおススメです!!
まとめ
ベジータが『我儘の極意』を見せました。
グラノラとの闘いによって目覚めた『我儘の極意』でしたが、またグラノラもベジータとの闘いによって、左目も右目と同じように赤くなり「手に入れた力をようやく引き出すことができた」と言います。
どちらも最高の力が引き出されたこの闘い。勝負の行方がますますわからなくなってきました。
ここにきて気になるのはベジータの体力。グラノラの攻撃を真正面から受けてきたベジータの体からは血が流れ、悲鳴を上げています。
そしてもう一つ。グラノラと悟空、ベジータをぶつけ潰し合わせようと企んだエレクが、このシリアル星にやってきました。
ドラゴンボールを集め何を願うのか!? 非常に気になるところです!!
76話も楽しみですね!!