【ドラゴンボールGT】原作の作者や由来と鳥山明のコメントについて考察
2020年、『ドラゴンボール』が始まって36年以上経ちました。
『ドラゴンボール』は、今でも“Vジャンプ”で『ドラゴンボール超』として連載され、親しまれている、とても歴史の長い漫画です。
観たことがなくても名前は知っている!なんて方も多いのではないでしょうか。
今回はその『ドラゴンボールシリーズ』の中でも『ドラゴンボールGT』に注目してみたいと思います!
この『ドラゴンボール』の作者は?=鳥山明先生と結び付くほど、作者の先生もとても有名なのですが、実はこの“GT” の作者は鳥山明先生じゃない??などの話題もチラホラ。
そんなことも含めて徹底的に『ドラゴンボールGT』についてみていきましょう!!
参考⇒ドラゴンボールGTはアニメしかないと思ってるあなたはアニメコミックという存在を知らないだけです
ドラゴンボールgtとは?スーパーサイヤ人4が登場するパラレル物語
簡単に『ドラゴンボールGT』についてご紹介したいと思います。
ドラゴンボールZが終わり、新たにドラゴンボールGTとして放送されました。内容としては、悟空がウーブと修行に出て5年が経ち、その後のいろいろな出来事が描かれています。
最初は、宇宙へとドラゴンボールを探す旅へと出て、地球に帰ってきてからは数々の敵と闘いました。悟空がウーブと修行の旅に出てから5年が経ち、神殿でウーブの修行の最終試験が終わった悟空とウーブが神殿の中から出てきました。
その頃、同じ神殿の中に忍び込んだピラフ一味たちが、星の黒いドラゴンボールを見つけます。そして、ピラフが神龍を呼び出した時ちょうど悟空が現れ、ピラフが口走ったことを神龍は願いと受け取り、叶えてしまいました。
それにより悟空は小さな子供になってしまいます。そしてなんと、願いを掛けてから1年以内にドラゴンボールを探し出さないと、使った星が消滅してしまうという。
元に戻るには宇宙中に散らばったドラゴンボールを集めなければいけません。そのため、悟空はパンとトランクスと共にドラゴンボールを探しに宇宙に飛び立ちました。
その後も、宇宙の科学者ドクター・ミューによって造り出されたベビーによって悟飯や悟天、ベジータなどが体を乗っ取られてしまい、悟空は闘うこととなります。
平和が戻ったのも束の間、今度は地球一の科学者だったドクター・ゲロとミューの二人が地獄の底で手を組み、究極の人造人間・超17号が誕生し、次々とこの世の戦士たちを打ちのめしました。
そして、17号との戦後処理のため集めたドラゴンボールにはひびが入っていて、不安の中神龍を呼び出したが、願いを叶えるどころか7匹の邪悪龍に分裂して世界中に散らばってしまいます。
悟空たちはそれぞれと闘っていき、最後6つのドラゴンボールを取り込んだ超一星龍とは壮絶な闘いが繰り広げられました。
ドラゴンボールが主に冒険、ドラゴンボールZが戦闘とするのならば、ドラゴンボールGTは両方揃っていると言ったところでしょうか。
登場するキャラは従来のキャラに加え、新しいキャラも登場します。また、悟空たちのさらなる変身、“スーパーサイヤ人4”も『ドラゴンボールGT』ならではの変身となりました。
悟空が消えてしまうという本当の意味でドラゴンボールの最後になったのも、この『ドラゴンボールGT』ならではでないでしょうか。
なので、ファンの間ではよく『ドラゴンボール超』として続いている今『ドラゴンボールGT』はパラレルワールドとか、別物ではないかとも言われたりしています。
そしてGTはアニメコミックスも一部存在ます。例えばこちら冒頭を無料でお試しで読めるので内容気になるチェックです。
ドラゴンボールGTの原作は誰?作者は鳥山明じゃないが協力はしてる
そして、『ドラゴンボールGT』について調べているうちに、鳥山先生の「今回お話のほうにはノータッチなんで一視聴者として作品を楽しめると今からワクワクしております。皆さんも楽しみにしていてください」というコメントを見つけました。
ノータッチとはどういうことかと思いつつwikiなどを読んでいると、
原作者である鳥山明は、物語の脚本作成には関わっていないが、企画立ち上げの際に以下の点で協力している
と載っています。それは下の項目でも触れますが、タイトルについてや、何点かの絵を描いたりしただけのようでした。
「テレビアニメの方はもう少し続けたいとのことでしたがボクはもうこれ以上は…。というわけでドラゴンボールのアニメはストーリーも含め、すっかりアニメスタッフの方々におまかせすることになったのです」
「ずっとドラゴンボールを続けていただいてきた優秀なスタッフの皆さんなので安心しておまかせすることができたのです」
と語っています。
なので、原作者となると鳥山明先生になりますが、物語の脚本制作などには関わっていないことが分かりました。
鳥山先生が安心して任せられるスタッフの方が作った作品なので私たちは、『ドラゴンボールGT』を何の違和感もなく楽しく視聴することが出来たのだと思います。
ドラゴンボールGTのタイトルの由来を知ると納得
ドラゴンボールには、タイトル『ドラゴンボール』(無印)から始まって、Z、GT、(改)、超とシリーズがあります。
それぞれにはどのような理由でつけられたのでしょうか。
Zの意味はよく、アルファベットの最後の文字 “Z”の意味で、鳥山明先生が「これでもうおしまいだよ~」って意味で“Z”にしたなどと言われています。
これは『テレビアニメ完全ガイド ドラゴンボールZ 孫悟空伝説』の中の座談会であきらかになっているようですよ。
そして、GTの意味なのですが噂などでは、“ごめんなさい 鳥山明先生”の頭文字説だったり、“GTの主人公は悟天とトランクス”説などが挙げられていました。
ですが実際は、「グレート・ツーリング(壮大な旅という意味)」で他にも「ギャラクシー・ツーリング(銀河の旅)」などの意味を含んでいるそうです。
こちらを提案したのは鳥山先生で、GTのロゴのデザインも放送開始の約2ヶ月前に鳥山先生の手で完成されました。
それにしても噂話は凄いですね、言われるとそれっぽく聞こえてしまうから不思議です。(笑)
もし鳥山先生がコメントを出さなければ、どんな憶測が飛び交ったのでしょうか。それはそれで気になりますね。
現在UNEXTでは全てのドラゴンボールが見れちゃいます。映画だけじゃなくアニメシリーズも観れるのでお得ですよ〜
参考⇒アニメならUNEXT!悟空が少年時代のドラゴンボール、ドラゴンボールZと改、超も全て見放題(2021年2月)
ドラゴンボールGTについての鳥山明のコメントについて考察
次に、この『ドラゴンボールGT』に対して鳥山先生が出されたコメントについてみていきたいと思います。
制作などについてのコメントは上記でも述べてきました。他にも上記以外で
「私はまだ全然観ていませんが、どんな展開になるのか楽しみなような、心配なような…。のんびりしていながらアップテンポで話が進んでいけばと思っています。期待しております。」
「私の中のドラゴンボールは、もうとっくに終わっていますが、アニメではまだまだスタッフの皆さんの頑張りやファンの皆さんのおかげで生き続けています」
と語っていて、そんな中2013年の書籍ではでこんなことも語っているそうです。
「そのころ、連載はもう終わっていたので、僕の頭は次の仕事に向いていました。だから…正直に言うと、そこでまた『DB』のデザインというのは、ちょっとだけ抵抗がありました(笑)。続けていただけるのは、本当にありがたいと思いましたが」
「連載終了直後でしたので、『GT』の設定をそれほど乗り気で描いた記憶はありません。頼まれた設定画は頑張って描きましたが」と語り、
2014年の『ドラゴンボール改』完成披露試写会に寄せたコメントでは、原作で魔人ブウとの闘いを描き終えて以降「闘いの漫画を描く気がなくなってしまった」とも語られていました。
私たちがワクワクして観ていた裏には、こんな気持ちの先生もいらっしゃったのですね。(笑)
それでも、あの迫力のある数々の名シーンを作られてきた鳥山先生には感謝です。たくさんの感動をいただきました。いつまでもお元気で書き続けてほしいと心から思います。
まとめ
今回は『ドラゴンボールGT』についてみてきました。
DBシリーズでありながら少し本編と違うような感じがする『ドラゴンボールGT』。
その理由に、物語の脚本制作に鳥山明先生が関わっていないことも関係あるのかなと思いました。
ですが、従来のキャラはそのまま登場し、さらにはGTならではの変身“スーパーサイヤ人4”も見られ、とても面白い作品だと思います。
少し内容とはズレてしまいますが、『ドラゴンボールGT』のOP曲、ED曲共にアニメソングがメインではない歌手の方が歌われているんですね。
これもドラゴンボールでは初めてのことでした。とてもアニメと合っています!久しぶりに“GT”で小さくなってしまった悟空と冒険を楽しむのもいいかもしれません!