漫画|ドラゴンボール39巻(第460話~第472話)3行ネタバレと感想|魔人ブウ登場とベジータの死
⇒ドラゴンボール38巻のネタバレ感想記事をまだみていない方はこちら
この巻では、ついに魔人ブウが出てきてしまい、ベジータが命をかけて闘う姿や、ブウの変わった能力、皆がぞれぞれブウを倒すために動きだした様子などが描かれていて、内容やネタバレがわかるようにざっくりと3行でまとめてみました。
ドラゴンボール39巻を3行でまとめると・・・
- ついに魔人ブウが!!悟飯と界王神の運命は!?
- さらばだ…ベジータ命をかけた最後の闘い
- 傍若無人な態度のバビディたち、戦士たちの修行が始まる!
漫画|ドラゴンボール39巻(第460話~第472話)3行ネタバレ
ドラゴンボール38巻は全部で13話あります!
内容やネタバレがざっくり分かるようにそれぞれ3行でまとめました
460話|魔人ブウ出現か!?
- 悟飯の抵抗!
- 空っぽ・・・魔人ブウがいない!?
- 煙から魔人ブウ出現!!
461話|こいつが魔人ブウ!?
- 倒せるかも…本当か悟飯!?
- 悟空とベジータ、魔人ブウの気に気が付く
- 簡単にやられてしまうダーブラ
462話|魔人ブウの脅威
- オレが片付ける!ベジータ仙豆を奪う
- 逃げる悟飯、追う魔人ブウ
- とんでもない強さ
463話|圧倒的な不気味パワー
- 追い詰められる界王神
- 悟飯がやられた!!
- 生きていたダーブラ
464話|ベジータ最後の決死戦
- クッキーにされ食べられてしまったダーブラ
- 石からもどったクリリンとピッコロ
- ベジータ登場!!
465話|怒る魔人ブウ
- 闘うベジータと魔人ブウ
- やったか!?ベジータ、ブウの腹に穴を開ける!
- ブウの腹が元通り!?今度はブウの驚異的なパワーをみせられる
466話|黒幕の最後
- まったく歯が立たない!?どうやって倒す!?
- トランクス助けに入る!
- ベジータの決意
467話|さらば誇り高き戦士
- ベジータとトランクス
- ピッコロとベジータの最後の会話
- ベジータ自爆!!
468話|悪夢ふたたび
- ブルマの胸騒ぎ
- 魔人ブウの破片が・・・ブウが生きていた!
- 復活した魔人ブウとバビディ
469話|かすかな希望
- 悟空、気が付く
- 神殿での会話
- 間に合え!神龍に願いを言う前に!
470話|バビディの復讐作戦はじまる!!
- 悟飯を死なせてはいけない!急ぐ界王神たち
- バビディのテレパシー
- アメ玉になって食べられてしまう人々
471話|試練の時
- 魔人ブウによる破壊が始まる
- 助けられた悟飯
- フュージョンを覚えて仇を討て!
472話|ゼットソード
- ゼットソード、抜いたぞ悟飯!
- 今度はチョコに!?トランクスたちを誘き出そうとするバビディ
- 修行に向き合う決意
漫画|ドラゴンボール39巻(第460話~第472話)の感想
それぞれが動き出し、騒がしくなってきた『ドラゴンボール』39巻。
この39巻の一番の注目シーンは、何と言ってもベジータの自爆シーンだったと思います。
前回ベジータは自らバビディの術にかかり、悪に戻りたかったと言い悟空と闘いました。けれど、今回は自分を犠牲にすることで敵を倒し、皆を守ろうとします。
結局のところ、ベジータはバビディの術にかかっても悪に戻ることはありませんでした。その理由の一つに、家族の存在があったからだと思います。
魔人ブウが出てきた時、遠く離れた場所でベジータと悟空は激しい闘いをしていました。
魔人ブウの気に気が付いた悟空が闘いを中断します。その気にベジータも一瞬気を取られますが「オレたちの勝負にはカンケイない…」と言い放ちました。
それでも悟空が「みんな殺されてしまうぞ!!みんなだ!!ブルマもトランクスも!!」と
言うとベジータは、「だ…だまれ…だまれだまれ!!!オ…オレはそんな甘さを消すためにバビディに魂を売ったんだ!!!」
「だ…だれがどうなろうと かまうもんか!!!」
悟空は「うそだ…おめえはかんぜんに魂を売ったわけじゃねえ…」
ベジータ「……………… ………… ………… ………」
(漫画ドラゴンボール39巻463話)
ここで個人的にですが思うことがありました。
このベジータのセリフ、“だ…だれがどうなろうと…”ってきっとブルマとトランクスの事を指しているのではないかと。
ベジータが地球に住むようになって、ベジータの周りには家族しかいなかった…と思うのです。前巻では「オ…オレともあろうものが家族を持ち…わ…わるくない気分だった…」と言っていました。(漫画ドラゴンボール38巻459話)
そんなベジータが真っ先に思いつくのは家族で、魂を売ってでもしないと家族の存在を消すことが出来ないぐらい、ベジータにとってブルマたちが大切な存在になっていたのではないかと思います。
それはベジータの自爆シーンにも表れているのではないかと。ベジータはブウを倒すには自爆しかないと考えた時、トランクスに別れを告げます。
「トランクス…………ブルマを…ママを大切にしろよ…………」
(漫画ドラゴンボール39巻466話)
このセリフには本当に驚きでした。ベジータの口からこのようなセリフが出てくるとは誰が想像したでしょうか。それは感動でもありました。
そして最後の別れからか、ベジータはトランクスを抱き寄せます。「元気でな………トランクス」ベジータの父親としての顔がよくわかるシーンでした。
ピッコロのセリフでそれは確信に変わります。「…あいつは はじめて…自分以外のもののために闘おうとしているんだ………おのれの命をすてて…」
(漫画ドラゴンボール39巻467話)
最後、自爆する時には“さらばだ ブルマ…トランクス……そして…カカロット……”と心の中で呟きました。やはりベジータの中で家族の存在がとても大きかったように思えてなりません。
他にも個人的に注目したいシーンがありました。39巻でいよいよフュージョンの修行を始めることになります。フュージョンは今までにない合体技で、どうなるのかは未知の領域でした。ワクワクした方もきっと多いことでしょう。
その修行に入るにあたって、悟空がトランクスと悟天に「よし!じゃあまず ふたりとも超サイヤ人になるんだ」と言いますが、トランクスたちは悟空を睨みつけるばかりで行動に移そうとはしません。
トランクスたちは、「おじさん パパや悟飯さんが殺されたとき なにしてたんだ」と言い、悟空に不信感を持っていたのです。
“気絶していた”と答える悟空に対して、“弱虫なんじゃないの?”“そんな人に技を教えてもらったって強くなれっこないよ…”とトランクスたちは言います。そんな二人に事情を知っているピッコロは、「てめえら………悟空はな………」と言ったとき悟空は
「いいんだピッコロ…弱虫ってのはホントだ 魔人ブウにはちょっと勝てそうにもねえ…
ただ弱くたってフュージョンていう技は教えられる」
(漫画ドラゴンボール39巻472話)
このセリフに悟空の人物像の良さと強さが表れているような気がしました。
悟空は少年の頃から正直者です。決して言い訳を言ったりズルをしたりしません。大人になった悟空もこのセリフから、自分を偽ったりしていないことがよくわかると思います。
そして、本当に強い人間だからこそ、何をするべきか判断することができ、そして導けるのだろうなと思いました。
私は、この『魔人ブウ編』の悟空が今までの悟空とは違って見えるんです。いつも悟空が最後はなんとかしてくれたり、がむしゃらに闘ったりしますよね。
けれど39巻の悟空は魔人ブウに対して、「…………はっきりいおう ムリだオラには倒せねえ…」「…ベジータとオラとはほとんど実力に差はなかった……そのベジータが捨て身でやっても魔人ブウはへっちゃらだったんだろう?…わりいがどうやっても勝てねえ」
(漫画ドラゴンボール39巻469話)
闘う前からこんなことを言う悟空はめずらしいと思いませんか? 実際どうしようもない状況なのだと思いますが、こんなパターンは見たことがありません。
いつもの何とかしようとしたり、とにかく闘う悟空も好きですが、こんなふうに冷静に考え判断する悟空もイイ!(カッコいい)なと思いました。(笑)
『魔人ブウ編』が特に好きな私は、結局どんな展開になっても“最高~!”となってしまいそうですが、常に変化が激しいこの『魔人ブウ編』。目が釘付けになること間違いなしです!
まとめ
『ドラゴンボール39巻』は、魔人ブウが登場し、ベジータが死んでしまうという衝撃的な展開がありました。
おどけたような、すっとぼけたような見かけの魔人ブウですが、その姿とは逆に驚異的な強さを持っています。
魔人ブウとの闘いは長い激闘の末敗れるのではなく、悟飯も界王神もダーブラもあっという間にやられてしまいました。あのベジータでさえ、自爆することでしかブウを倒せないと考えるほどです。
そんなブウに今度は悟飯、トランクス、悟天が挑むことに。それぞれがブウを倒すための修行に入ろうとしています。
果たして、この三人はブウを倒すべく力や技を身につけることが出来るのでしょうか!?
気になる修行の様子は“40巻”でみえてきそうですね!