ドラゴンボール|ナメック星人のネイル名言セリフ!ピッコロと同化する前の戦闘力を徹底比較
ナメック星人の戦士タイプであるネイル。
仲間が次々とやられる中でも最長老の側近として護衛でいることを最優先にしていましたが、戦闘力からも分かるとおり現地のナメック星人の中では飛びぬけた強さでした。
見た目もデンデが言っていたようにピッコロに非常に似ています。そんなネイルですが、フリーザと闘ったことでいい見せ場もなく、非常に残念なキャラクターの一人でもあります。
こちらの記事ではそんなナメック星人の戦士であるネイルの名言セリフを振り返る事によってネイルの人物像を理解しつつも、以下のような内容が分かります。
- かっこいいネイルの名言やセリフ
- ネイルの強さについて戦闘力はギニュー特戦隊メンバーと比較してどっちが強いか?
- ネイルの声優が実はあのキャラと同じだった事
- ネイルの名前の由来
- ピッコロとネイルが同化した経緯
- もしも同化じゃなくネイルとピッコロがフュージョンしたら考察
- 「融合」と「同化」の違い
- 同化し消えたその後はどうなってしまったのか?
特に力を入れてる内容は、もしもピッコロと同化してなかったらどうだったか?の考察です!
ナメック星人のネイルの初登場はドラゴンボール22巻264話!電子カラー版ならpart5フリーザ編②になります。ネイルとフリーザの戦いで実はフリーザのあの有名な名セリフ「わたしの戦闘力は530000です」がありますが、そのシーンは24巻286話。
つまりネイルは、このセリフをフリーザに言わせた物語上とても重要かつ見せ場を作ったキャラなのです。
ネイル名言セリフまとめ!常に冷静で計算高さがセリフに出ている!
「ドラゴンボールでかなう願いはみっつだ」
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
ナメック星のドラゴンボールで叶えられる願いは3つだと明かされた瞬間です。悟飯は驚いていますが、ギニュー特戦隊の接近によりそれどころじゃない様子でしたね。
「ですがうまくいったとしても勝算はきわめてうすいでしょう・・・」
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
うまくいけばベジータが不死身になるのですが、それでも勝算がうすいということでしょうか?
確かに、ベジータが不死身になったとしても瀕死のベジータが回復できる環境を整えないといけません。フリーザの宇宙船には旧型のメディカルマシーンしかないこと、使い方は誰も分からないこと、瀕死のベジータを安全に運ぶことなどクリアすべき条件が多く、それをフリーザやギニュー特戦隊が許すわけがありませんので、勝算がうすいことは確かですね。
デンデも回復させないでしょうし、冷静なべジータもそこまで頭が回らないほど焦っていたのでしょう。
「ゆるせ地球人たちよ・・・わたしには最長老さまを守る使命があるのだ・・・!」
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
クリリンたちの力になるため向かっていましたが最長老の元へ引き返すときのセリフ。側近として非常に忠実な様子が見てとれますね。
ただ、この時引き返さずに向かっていれば、きっとvsギニュー特戦隊との戦況は違ったものになっていたことでしょう。
「わたしはフリーザに圧倒的にや・・・やられはしたがあいつの力はよ・・・よくわかったつもりだ・・・」
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
戦闘力が10倍以上違うフリーザには全く及びませんでしたが、ここでいうフリーザの力というのはあくまで通常時の強さです。
まさか第3形態まであるとは思わないでしょうし。ただ、このまま死ぬならば同化してピッコロ強化した方が明らかにいいとのネイルの判断だったのでしょうね。
「・・・ぜ・・・ぜったいにフリーザをた・・・たおせ・・・いいな・・・・・・」
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
ネイルの最期のセリフです。多くの仲間が殺され、その悔しさをピッコロに託すシーンですね。
最長老と共に多くのナメック星人が亡くなっていくのを見ていただけに、誰よりも無念だったことでしょう。最長老が亡くなったとほぼ同時なのも運命のようで印象的でしたね。
個人的な絶対に外せない名シーン!「そ・・・そろそろデンデが・・・ち・・・地球人たちのところに着くころだ・・・」「お・・・おまえが知りたがっている合言葉を伝えにな・・・」
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
フリーザに手も足も出ないネイルが最後にネタバラシをしたセリフですね。このセリフひとつがあるかないかで、今後の展開がかなり変わってきたと思います。
このことをフリーザに伝えたことで、フリーザはドラゴンボールが使われることを察知し急いで宇宙船に戻ります。その後ストーリー通りの展開になっていくのですが、もしネイルが何も言わずにいたらどうなっていたのでしょうか?
きっとフリーザは何も言わないネイルに痺れを切らし殺してしまうでしょう。そして最長老の元へ戻り、改めてドラゴンボールでの願いの叶え方を尋ねます。
その頃、デンデたちはポルンガを呼び出し、夜になったことでフリーザは何かが起こったことを察し宇宙船へ向かいます。デンデはピッコロを生き返らせ、ナメック星に転送する願いを叶えます。べジータはフリーザはまだ遠いのでまだ少し眠ったままでしょう。
3つ目の願いを何にしたのかは分かりませんが、フリーザが近づいてきていること、べジータがいつ起きるか分からない状況なのであまり考える時間もありません。
ピッコロを自分たちの場所へワープさせるか、悟空をすぐに全回復させるか、界王星の誰かを生き返らせるか、その3択くらいになるのではないでしょうか?
もしくはフリーザを遥か遠くの星へワープさせて、とりあえず今現在の安全を確保するのもアリだと思います。地球を知ってしまったフリーザなので、危険の先送りにしかなりませんが。
そして一番違ってくるのがピッコロのパワーアップが出来ない点ですね。ネイルと同化しないピッコロではフリーザの第1形態にもかなわず、悟空の回復も間にあいません。
悟空が回復したころは全滅といったシナリオも十分あったのですね。結果論にはなりますが、ネイルのネタバラシは正しかったと言えます。
ネイルの名前の由来と登場話は?声優は懐かしのあのキャラと一緒!
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
名前の由来
ナメック星人は基本的にナメクジやカタツムリを由来とした名前をつけられています。ではネイルの由来は何でしょうか?
ネイルの由来は英単語の「snail」です。カタツムリや巻貝と訳せます。
初登場はコミックス第22巻の其之二百六十四。クリリンとデンデが初めて最長老の家に訪れた時です。当時はベジータがザーボンによって瀕死にされたり、フリーザがギニュー特戦隊を呼んだりと展開がより面白くなっていった頃。
ネイルの声優
アニメ『ドラゴンボールZ』にてネイルの声優をさえれていたのは森功至さんです。森功至についてご紹介します。
名前 | 森功至 |
生年月日 | 1945年7月10日 |
出身 | 東京都 |
所属 | プラスワンカンパニー |
児童劇団出身で俳優としてデビュー。その後声優やナレーターとしても活動。
2013年の第7回声優アワードで、タツノコプロ50周年としてシナジー賞を受賞。
ナレーターとしては『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!』『マジカル頭脳パワー!!』といった人気番組で起用されていた。
代表作
ホラス・スラグホーン | 『ハリー・ポッター』シリーズ |
ジャン=ピエール・ポルナレフ | ジョジョの奇妙な冒険 |
モワイくん | おどるモワイくん |
オーキド博士 | ポケットモンスター THE ORIGIN |
ラーメンマン | 闘将!! 拉麵男 |
その他ドラゴンボール作品ではパンプットやゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』でルシフェル役をされています。
パンプット | 第22回天下一武道会の出場選手。派手なパフォーマンスを好む武道家で、アニメでは人気アクション映画に出演していた。「うわさの超天才格闘家」として天下一武道会以外の2つの世界武道選手権で優勝をしている。悟空には一瞬で敗れた。 |
ルシフェル | 劇場版の2作目『ドラゴンボール 魔神城のねむり姫』に登場するキャラクター。魔神城の城主で、ブルマもメロメロになる美貌の持ち主。怒ると醜悪な悪魔の姿になる。太陽を破壊し永遠の闇の世を築く計画を立てており、最後まで正攻法では勝てなかった。 |
劇場版の声優さんは野沢那智さんで、森功至さんは『スーパードラゴンボールヒーローズ』での出演となります。
パンプットあたりはチョイ役ですが意外だったのではないでしょうか?
どちらも初期のキャラクターですね。特にパンプットはチャパ王やイダーサのように相手を格下に見て油断しがちな自信満々キャラなので覚えてる方も多いと思います。
ネイルの戦闘力は?もしもピッコロと同化する前にリクームやグルドと戦ってたらどっちが強いのか?
強さの指標となる戦闘力がナメック星においても非常に重要視されていました。
有名なフリーザの『わたしの戦闘力は530000です』は当時誰もが絶望感を抱いたシーンで、戦闘力の数値により圧倒的な強さがよく分かる表現でしたね。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
そのシーンの直前にネイルの戦闘力もフリーザによって明かされます。その戦闘力は42000。フリーザの側近であったドドリアやザーボンよりも遥かに強いのです。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
では、そんなネイルが最長老のもとへ引き返さずにクリリンや悟飯を助けに行っていたらどうだったでしょうか?
ちょうどギニュー特戦隊が登場したところですね。フリーザを除けば宇宙で最も強いとされるギニュー特戦隊。グルド戦やリクーム戦の場にいたらネイルはどんな感じだったのか考察してみたいと思います。
グルドやリクームの戦闘力は明かされてはいませんが、ギニューとジースの会話からある程度推測できます。
リクームやバータを倒した悟空を見たギニューは悟空の戦闘力を60000と見立てます。ということはリクームやバータはそれ以下ということになりますね。また、悟空は復活したべジータはジースと闘えるほどの強さになったと推測しています。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
べジータはキュイ戦の時で戦闘力が24000でした。その前、地球に行く以前は18000だったとドドリアが言っていることから、サイヤ人は復活するたびに1.3倍ほどパワーアップすることになります。
べジータはナメック星に来てからザーボン戦とリクーム戦で2度瀕死から復活していますので、24000×1.3×1.3という計算式から少なくとも40560という戦闘力になっているはず。となるとジースの戦闘力は40000以下と考えられます。恐らくリクームやバータも同じくらいでしょう。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
となると、戦闘力42000のネイルはリクームと闘っても勝てたほどの実力を持っていたんですね。ただ、グルドが相手となると超能力に対抗する力がありませんのでピンチに陥っていた可能性はあります。もっともべジータがまた隙を突いて倒してくれるかもしれませんが・・・。
どちらにせよフリーザに部下に欲しいと言わせたほどの戦闘力の持ち主ですので、ナメック星編では強いキャラクターには違いありませんね。
同化するに至った経緯!ネイルはせっかくかっこいいキャラなのにイマイチ見せ場が無くて残念
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
ネイルは非常にクールで忠誠心が高くかっこいいキャラです。
不運だったのはやはり初戦がフリーザだったことに尽きます。単なる時間稼ぎキャラとしての扱いはとても残念ですが、あの時はネイルしかその役目を果たせなかったのも事実。
あの状況の中、デンデにポルンガを呼び出させ、2つの願いを叶えるまで時間を稼げたのはさすがとしか言いようがありません。
また、ピッコロが生き返ったからこそネイルは死なずに済み、結果的に第1形態のフリーザと戦えるほどのパワーアップをピッコロに施しています。
その辺のタイミングがバッチリだったことは本当に奇跡。
ピッコロとはまた違った魅力にあふれたキャラですが、再登場はあまり望めないのが非常に残念です。
もしもピッコロとネイルが同化じゃなくフュージョンしたらどちらが強いのか考察
ナメック星のドラゴンボールによって蘇ったピッコロは瀕死のネイルと出会い同化します。その結果とてつもない力を手に入れることができました。ネイル曰く「その力が数倍にもなる」とのこと。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
ドラゴンボールには魔人ブウ編でフュージョンという合体技が登場します。こちらは背格好と戦闘力がほぼ同じなら合体できるというものですが、もし同化ではなくフュージョンしていたらどうだったでしょうか?
比較するにはそれぞれのパワーアップ度を明確にしなければなりませんが、その度合いの説明がないためなかなか難しいところではあります。
界王様の元で修業したピッコロですが、強めに見積もって地球でベジータと戦った時の悟空と同レベルだとします。戦闘力で言えば、3倍界王拳使用時の悟空の戦闘力21000以上(ブルマのスカウター参照)です。
それがネイルとの同化によって、第2形態変身時のフリーザ(戦闘力100万以上)と互角に戦えるわけですから、その伸びは半端じゃありません。
もちろん、その時のフリーザも本気ではなかったようなので、少な目に見積もって半分の50万としてもピッコロの戦闘力の伸びは25倍。サイヤ人が瀕死から復活して1.3倍ですから、どれだけ異常なパワーアップかが分かります。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
それに対しフュージョンは、超サイヤ人になれる悟天とトランクスが合体成功した姿・ゴテンクスで魔人ブウに闘いを挑みましたが、それでも初戦はボコボコにやられていました。互角に戦えるようになったのは超サイヤ人3になってからです。
となると変身によるパワーアップが望めないピッコロとネイルの場合、フュージョンより同化の方が強さを求めるなら正解なのかもしれませんね。合体時のポーズや時間制限を考えてもナメック星人同士なら同化の方が強くなります。
また、アニメのドラゴンボール超では、第6宇宙のナメック星人・サオネルとピリナはナメック星人全員と同化して力の大会に出場していました。デンデがフュージョンはメタモル星人の得意な技と知っていたことから、第6宇宙のナメック星人もフュージョンの存在は知っていてもおかしくありません。
にも関わらず同化して準備してきたということは、フュージョンよりも同化の方がメリットがあるということです。
なので、ナメック星人に限ればフュージョンよりも同化の方が強くなれるという結論になるのではないでしょうか?
ネイルのその後は?ピッコロと同化してからは登場しない理由は?「融合」と「同化」の違い
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) October 13, 2020
ピッコロと同化したネイルはその後どうなったのでしょうか?
同化するとき「人格は変わらない」「きっかけにすぎない」と言っていたものの、長年付き合いのある悟空でさえ気で誰か分からないことになっています。
また、セル編でピッコロは神様と融合しますが、この時も「ピッコロでも神でもない」と言っていることから、人格的・性格的な部分も多少影響があるようですね。
ちなみに、詳しくは語られていませんが「融合」と「同化」の違いについても考えてみましょう。
100%推測ですが、「融合」は元々1人だったナメック星人が2人に分離し、再び1人に戻ること。「同化」は自分以外のナメック星人と合体し1人のナメック星人になること。でしょうか?
「融合」と「同化」と敢えて違う言い方があるということは恐らくこういうことではないかと思います。
またピッコロは「気に入らなかったらすぐに追い出すぞ」と言っていることから、同化しても任意のタイミングで分離できるのでしょう。
では何故ネイルは分離しないか?考えられる理由としてはピッコロの強さを保つためと、戦士タイプのナメック星人が必要でなくなったことが挙げられます。
新ナメック星にももしかしたら新しく戦士タイプが生まれているかもしれませんが、基本的に現在はナメック星がピンチになれば悟空たちが助けにいきますので、外敵の脅威はさほど心配しなくていい状況なのではないでしょうか?
ネイルが分離すれば少なくともデンデは喜ぶと思うのですが・・・。
まとめ
ネイルは登場シーンが少ないこと、ナメック星人の生態がまだまだ謎が多いことで分かる部分は少ないですが、そのかっこよさと強さは魅力的なキャラクターでしたね。
ネイルが見られるのはコミックス第22巻の其之二百六十四から第25巻其之二百九十七まで。
ナメック星編の中盤に主に出てきていますね。ストーリーを追うと、登場シーンは少ないですがいなくてはならない重要なキャラクターだったことが分かりました。
再登場はあまり望めませんが、第6宇宙にはまだ見ぬナメック星人がいるかもしれませんので、その辺も楽しみにしていきたいですね。