ドラゴンボールのダーブラ名言セリフ!戦闘力は?強さを特殊技に注目!最後は魔人ブウにクッキーに!
今回はドラゴンボールの中でもレアキャラ?!の魔人ブウ編序章で登場した「暗黒魔界の王」ことダーブラについて紹介したいと思います。
作中では設定上はかなりすごかったのに割とあっさり退場してしまったキャラですが改めて見直してみると魅力に溢れたキャラクターでもありました。
ダーブラは“暗黒魔界の王”でドラゴンボールの中では、技や立ち位置がそれまでとは違ったかなり濃いキャラクターです。ベジータの悪の心に気付くなどある意味重要なキャラなのではないでしょうか。
そんなダーブラの技や戦闘力、声優などを考察も絡めて調査しちゃいました!そして最後にはクッキーになるラストも!
ダーブラの初登場はドラゴンボール38巻。電子カラー版ならドラゴンボールpart7魔人ブウ編③です
ダーブラの名言集まとめ!高い能力や忠誠心が際立つセリフが印象的!
ダーブラと言えば、バビディに洗脳され側近として登場します。のちにブウにクッキーにして食べられ、「地獄に送ると喜んでしまう」ということで天国行きになり改心します。
そんなダーブラの名シーン、名言を見ていきましょう。
とっとと帰るんだな!!バビディ様にはだれもさからえんのだ!!
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 17, 2020
一瞬でキビトを惨殺し、ピッコロとクリリンを石像化させて早くも7人いたメンバーを4人にしてしまったダーブラが残った悟空たちに言い放ったセリフ。
ダーブラたちの狙いは悟空・悟飯・ベジータの3人を宇宙船の中におびき出して戦うことで魔人ブウ復活のパワーを得ることです。
だから敢えて不要な3人を一瞬で排除して強力なエネルギーを持つ悟空・悟飯・ベジータの3人と、バビディが復讐のために自ら殺すすから生かしておくよう言われた界王神だけを残して宇宙船に戻ります。
血気盛んな悟空たちが宇宙船に殴り込みをかけずにはいられないような流れに持っていくこのダーブラの頭脳的戦略を見ているとかなりの策士であることがわかります。
勝算?ふっふっふ…わたしは魔界の王ダーブラなんですよ…わたしにパワーで勝る者など全世界で存在しません…
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 17, 2020
宇宙船におびき出したまでは良かったものの配下の戦闘要員であるプイプイがベジータに、ヤコンが悟空にあっさりとブッ殺されてしまい狼狽したバビディ。
そのバビディを安心させるために次は自らが戦うと切り出したダーブラに対してバビディが「お前がやられたらもうおしまいなんだよ・・・勝算はあるんだろうね?」と問われての返答がこれ。
暗黒魔王の王としての絶対的自信と圧倒的余裕に満ちた威厳たっぷりのセリフです。
悟空たちがあっさりとバビディの手下たちを倒し、ダーブラが自らステージへ上がる時にバビディに向かって言った言葉です。この含みのある悪役ならではの言い方がなんともダーブラらしいですね。迫力を感じます。
やつらの中の1匹に。とても強い邪心をもった者がいたのです。あれほどの邪心があればじゅうぶんこちら側に引き込めますぞ…
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 17, 2020
ダーブラがベジータの邪心に気付いた時のセリフです。さすがダーブラ!と言ったところでしょうか。悪には悪の匂いがわかるかのようです。
悟飯とダーブラの戦いが膠着状態の凡戦であることから苛立つベジータは「オレはこんなことさっさと終わらせて、てめえ(悟空)と早くケリをつけたいんだ!」と悟空に向かって吐き捨てます。
悟飯と戦いながらもその様子をしっかり把握したダーブラはバビディに自分を宇宙船に戻すよう依頼。
そしてバビディに進言したのがこのセリフであり、ベジータの邪心を瞬時に察知するあたりはさすが魔界の住人らしく「邪心の持ち主」を嗅ぎ分ける嗅覚がかなり発達していると想像できますね(笑)
このきっかけによりストーリーの展開がブウ誕生という最悪な方向へと進んできます。
あれでも隠れているつもりらしい。全部で7匹です。界王神とキビトのエネルギーは使えないとして3匹ほどはすばらしいエネルギーを持っているようですな。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 17, 2020
ヤムーとスポポビッチを“空中尾行”で追跡してきた悟空たち7人が岩陰に隠れてバビディたちの様子を窺っている時にダーブラが発したセリフ。
悟空たちは全員気(気配)を消して隠れていたはずなのにダーブラはまるで見えているかのように的確に全員の人数とパワーバランスまで把握していることに驚きました。
この探知能力に関しては後述しますが、このセリフからわかることは“ダーブラからは隠れることもできない”ということでありそれまでの敵キャラになかった能力ですね。
身のほど知らずが…だからバカだというのだ…
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 17, 2020
ブウが復活してダーブラが「アタマもパワーもないマヌケ面の生ごみだ」と言い、ブウがダーブラに向き合った時の一言です。
ダーブラの自信が感じられますが結局この後ブウにやられてしまいます。
個人的に絶対に外せないダーブラの名シーンは悟飯VSダーブラ!
ダーブラといえばやはり悟飯と戦うシーンが個人的に一番おすすめのシーンです。
ダーブラは口から火を噴きます。そのうえツバに当たれば石化してしまう、修行不足の悟飯には苦戦を強いられます。悟空も最初は気楽に見ていましたが、魔術も使うダーブラに「あいつおもったよりずっとつええじゃねえか」とダーブラの強さを感じはじめました。
ベジータに至ってはイライラと観戦しています。そしてなんと言っても突然手から剣を出したりと、まさに暗黒魔界の王といった技が繰り広げられるのです。
この対決でダーブラはベジータの邪心に気付いてしまいここからがハラハラする展開の幕開けでした。
上記でも紹介したようにダーブラは魔人ブウ編で少しの間しか登場しません。すぐにクッキーにされて食べられちゃうからですが、何故か魔界の王、ダーブラの存在感はでかく、印象もでかいですね。
ゲームなどでも登場するようになり人気も出てます。
ダーブラの強さは?戦闘力や必殺技について
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 17, 2020
ここでは暗黒魔界の王ダーブラの必殺技などをみていきます。
ダーブラの技一覧
必殺技などドラゴンボールにおいては斬新で、Z戦士たちにとっても新手の攻撃でした。原作ではダーブラの技に名前はありませんが、戦闘シーンなどからみていきたいと思います。
石化ツバ | 標的に向かってツバを飛ばし、ツバに当たった者は石化しダーブラが死ぬまで解けることがありません。クリリンとピッコロがツバをかけられ石化してしまいます。悟飯も手袋にツバが当たりますが、すぐに手袋を外し石化を免れます。 |
口から炎状の吐息を吐き出す技 | 悟飯と戦った時に口から吐き出した技です。気功波と違って炎状なので悟飯は受け身が取れなさそうで苦戦してしまいます。 |
手から炎の弾を出す技 | 片手から炎の弾を出す技です。こちらも悟飯と戦った時で、威力が凄まじそうでした。 |
手から剣を出す技 | こちらも突然剣が現われます。魔術でしょうか、魔界の王となると何でもありなのでしょうか。ちなみにブウと戦うときは槍を放っています。 |
ダーブラの強さについて
魔人ブウ相手に全く手も足も出ずあっさり殺されてしまったダーブラですが、設定上は前シリーズのラスボスであるセルと同等レベルの強さがあると作中でも言及されています。
まず一番最初にキビトを殺害してピッコロとクリリンを石化させた時の動きを見て悟空が「7年前にセルってヤツがいたんだけど、あいつぐらいの強さかな」と発言。
その後、実際に悟飯と戦ったダーブラが様々な魔術を駆使している様子を見て「魔術か~!あいつ思ったよりずっと強えじゃねえか」と発言。この悟空の発言だけを考慮すればダーブラは前シリーズで悟空や悟飯たちをあれだけ苦しめたセルよりも強い存在だということになります。
しかしこれには異論も多く未だにセルとダーブラはどちらが強いかという論争は方々で繰り広げられています。まず悟空が示したセルがどの状態のセルだったのかで話も違っています。
普通に考えれば弱い状態を指して「同じくらい」と表現するのも不自然ですから一番強かった状態である“(自爆から)復活後のセル”を指していたと考えるのが自然でしょう。
その状態のセルは悟空は死んでいて見ていないという説もありますがあの世から界王様を通じて戦いは見ていたわけですしそもそもあの世からでも気を感じることはできます。
悟空は一番強い状態のセルをあの世からしっかり把握していたわけでその状態のセルを知らなかったということはありえません。
しかし「ダーブラがセルと同じくらい」という発言もその自爆から復活してパワーアップした後ではなくその前の“通常時完全体セル”を指しているとする考察の方が多いようです。
つまり通常時のセルならダーブラより弱いかもしれないが復活後のセルはダーブラより強いはずだという説が主流のようです。
その判断基準としてその時セルと戦った悟飯がその後7年間修業をせずに弱体化している(ベジータの「ガキのころの方が強かったくらいだぜ」発言から)にも関わらず倒すことができない点が挙げられます。
作中キャラの発言もヤムチャが口にしたクリリンの「地球人の中じゃ(世界でいちばん強い)」発言のように明らかに作中描写と合致しないものも多く、悟空の発言も素直に鵜呑みにできない部分があります。
ただヤムチャと違って悟空は主人公ですしやはりその発言には「絶対性」というものがあります。主人公のセリフは「公式設定」でもあるわけです。そう考えるとダーブラがセルより強いと考えても良いのかもしれません。
どちらにしてもこのダーブラは「前シリーズのボスキャラを大きく上回るボスキャラが登場する際のかませ犬」的役割だったんでしょう。少年マンガの王道みたいな流れに飲み込まれダーブラはこれ以上ないほど見事にその役を演じきったとも言えるわけです。
どちらにしても作者の鳥山明先生自体が作中キャラの強さの優劣とか興味がない上に「ボクは相当いいかげんな作者」だと自ら認めているほどどですから、こればっかりはもう“深く考えていない”ということでしょう。
ダーブラと最強状態のセルのどちらが強いかとか深く考えてないでしょうし、ましてや悟空が言及したセルがどの状態のセルであるかなど尚更考えてもいなかったでしょうから。
上述したヤムチャの発言により発生した「天津飯VSクリリン・・・地球人最強はどっちか?」論争同様にこの「ダーブラVSセルのどっちが強い?」論争も20年以上ずっと続いていますが結論も出ていません。
少なくとも前シリーズのラスボスである完全体セルと同じくらいの強さと言えることだけは確かです。
ダーブラの戦闘力について
戦闘力の数値に関してはもう鳥山明先生も公式も全く言及していないから完全に読者の妄想の世界で様々な数値が乱れ飛んでいますが大体200億前後という数字が主流のようです。
なのでダーブラの戦闘力もどうしても数字化したもので把握したいということであれば“200億前後”と考えて良いのではないでしょうか?ただ付け加えておくとすればこのダーブラと悟飯の戦いはあのまま続けばダーブラが勝っていたかもしれません。
ダーブラは戦いながらもベジータの人格を把握するなど余裕があった上に悟飯と違って息も切れていませんでした。悟飯はもうあれでいっぱいいっぱいだったようですし何か怒りを爆発させるきっかけでもなければ上積みはなかったように思えます。
ただかめはめ波をフルパワーで放てばさすがのダーブラも無事では済まなかったでしょうが。見る限りはダーブラがやや優勢という印象ですね。ただ作中で描かれたダーブラの強さはバビディの洗脳魔術により潜在能力限界以上に引き出されているものであり、洗脳前の状態なら悟飯やセルよりは弱いと考えられるでしょう。
しかしダーブラには特殊な戦い方があります。まず剣や槍を突然出現させて相手を攻撃できます。さらに火炎を口から放射したり火弾を放ったりと炎を駆使することができます。このような戦い方をする戦士は『ドラゴンボール』世界の中では珍しい存在でした。
もちろんキビトを瞬殺したように通常のスピードやパワーやエネルギー波の威力もその戦闘力に見合ったものでした。これだけでも特筆すべきものです。
しかしダーブラ最大の強みかつ“必殺技”は「石化唾」でしょう。これって相手にしてみれば“くらったら終わり”の即死技なのに対してクローズアップされずに終わってしまいましたね。
悟飯みたいに衣類に付着したならそれを捨てる事で石化を回避できますが悟空みたいに薄着かつすぐ胴着がボロボロになって上半身裸になりがちな戦士には相当恐ろしい技でしょう。
相手の強さに左右せずに完全石化が可能であればある意味「最強の技」と言えます。全王様にだって唾を浴びせかけてしまえば石にできてしまうのかも?そう簡単に唾を引っかけられるかが問題ですが(笑)
ただ初期キャラにいた兎人参化の“手で触れた相手を人参化する能力”とかアックマンのアクマイト光線(誰の心の中にも必ずある邪心を無限大に膨らませ爆死させるおぞましい光線)とかクリリンの気円斬(なんでも切断するという設定)など似たようなものは過去にもありました。
その手の特殊技は公式情報や作中でのウイスの発言などから“ある程度同じレベルかそれ以下の相手にしか通用しない”という暗黙の了解みたいなものがこのマンガにはあるんですよね。
例えばアクマイト光線を圧倒的に戦闘力が上のフリーザに浴びせても効果はないわけです。そもそも誰の心の中にもあるとされる邪心も少年期悟空には全くなかったためにアックマンは敗れたわけですし。
クリリンの気円斬もアニメ版ですが完全体セルに背後からモロに当たりましたがセルは全くノーダメージで気円斬自体が消失してしまいました。レベルが違いすぎるとその技の設定すら無効になってしまうわけですね。
そう考えるとこの石化唾も一定以上のレベルの相手には効果がないのかもしれません。
仮に全王様に引っかけたところでザマスの不死身設定すら超越して宇宙ごと消してしまったほどのお方ですから石にされても簡単に脱せられてしまいそうですね。
圧倒的な力だけでなく様々な魔力や特殊体質を持つ魔人ブウに効果があったかどうかは極めて微妙ですが背後から不意打ちで槍を突き刺すくらいならこの唾を引っかけてみてほしかったですね。
もしかしたら魔人ブウを倒せたかもしれないだけに。
冷静に考えてみれば石にならなくたって他人の唾なんて絶対引っかけられたくないし、もし他人の唾が顔にかかってしまったら少なくとも精神的ダメージは極めて大きいですよね(笑)意外と戦闘時に「唾吐き」って相手を威嚇できる効果があるかもしれません(美人格闘家除く)。
唾の話はそれくらいにして、このダーブラはかなり頭が良い描写も描かれています。
魔人ブウの危険性を真っ先に見抜いたり、邪魔な3人を真っ先に排除して悟空たちをうまいこと宇宙船に誘い込んだり、戦闘中にベジータの邪心に気づいて仲間に引き入れることを瞬時に発案したり...
そして上述しましたが隠れている相手をその強さまで探知してしまう能力です。これは悟空たちが普段している気を探る能力以上のものがありました。
フリーザ編までよく登場したスカウターはその星にいるすべての生命体の生命反応と戦闘力を探ることができ気を探る能力以上の探知能力がありました。
ダーブラの探知能力はそのスカウターと比べてどちらが上回っているかわかりませんが少なくとも近距離であればスカウターすら上回る探知力があるように思えます。
ただ不自然なのはそれだけの探知能力がありながら、いざ宇宙船におびき寄せてみるとヤコンやプイプイが悟空やベジータより強いと思い込んでいたり、魔人ブウの強さがわからなかったりと矛盾が生じています。
ある程度の強さまでは把握できるものの秘めた力まではわからないということで、それは気を探る能力やスカウターにもあった特製ですから仕方ないことなのかもしれませんが。
ただベジータとプイプイのパワーバランスすら見抜けないのはちょっと違和感がありましたね。そのあたりは大きなマイナスポイントでしたね。どちらにしてもダーブラが持つ探知能力も魔界の住人ならではの特殊能力なのかもしれません。
最初だけは素晴らしかったですからね(笑)性格面では冷静沈着で頭脳的なだけでなく暗黒魔王の王という立場でありながらバビディに対する忠誠心の熱さは尋常じゃないですね。
魔人ブウが復活してからは自らを要無しばかりに切り捨てようとする態度を露骨に見せていたバビディに対してまで変わらぬ忠誠心から魔人ブウの危険性を進言していますし。
ここまで忠誠心の高い部下キャラってこの『ドラゴンボール』ワールドの敵(悪)役じゃ他にいないですね。
レッドリボン軍にもフリーザ軍にもここまで絶対的な忠誠心を持った部下なんていなかったですし。レッドリボン軍のブルー将軍や初代ピッコロ大魔王の部下たち(タンバリンとかシンバルとか)やギニュー隊長も忠誠心は高かったと思います。
それでもこのダーブラみたいに裏切られてまで従っているかと考えると微妙ですし。ただこれはバビディの洗脳魔術の特性によるものでしょうね。この洗脳魔術は元々持っている邪心が大きければ大きいほど効果を発揮する特性があります。
元々とんでもない邪心の塊だったダーブラはまさに江戸時代の侍みたいな忠臣に成り下がっちまったってわけです。たまりません。逆に善の心がどんどん芽生えてきたベジータには中途半端にしか洗脳が効かなかったですからね。
惨殺されたヤムーやスポポビッチも元々はそこまで悪党じゃなかったようでダーブラほどの「主君の為なら命も捨てる」ほどの忠臣って感じはなかったですからね。
ちなみにダーブラの名前の由来は『アブラカタブラ』。ビビディ・バビディ・ブウと合わせて、おまじないっぽいところがブウ編の特徴なんでしょうか。面白いですね。
ダーブラの声優は有名な大御所の大友龍三郎さん
おはようございます
園児に「ドラゴンボールのダーブラさんに似てる」と言われて検索したら……
さすがにその場で検索して怒りました。 pic.twitter.com/GglsSJNC0h
— マスカルポーネ (@zeburano1) November 10, 2015
ダーブラの声を演じるのは声優の大友龍三郎さんです。
低音の悪人風ボイスが特徴で様々な作品で悪役や魔王キャラ(3DS版ドラクエ8にてラプソーンの声もこの方!)等を演じてきた名バイプレーヤーですね。
ワンピースのクロコダイル役でも有名ですし声も外見もシブくてとてもカッコ良いんですよこの方!元々は洋画の吹き替えがメインで『ターミネーター』のテレビ朝日番ではアーノルド・シュワルツェネッガーの声も担当しています。
ドラゴンボールシリーズでは『ドラゴンボールZ』時代からダーブラを一貫して演じてきただけでなく『ドラゴンボールGT』でも六星龍と妖魔王を演じています。
『ドラゴンボール改』や『ドラゴンボール超』の時期になると亡くなられた声優さんの役も多く引き継いでいます。
- 内海賢二さんが演じた神龍やアナウンサー(ゲームのみ)
- 郷里大輔さんが演じた牛魔王・閻魔大王・コルド大王(やはり魔王系キャラの役が多いです)
- 滝口順平さんが演じたポルンガ(神龍も声と顔悪人風ですからね)
- さらには『ドラゴンボール超』で初登場した超神龍も演じています。
神龍・ポルンガ・超神龍と三種類すべての“神龍”を演じた世界初の声優さんということになりますね。
とてもすばらしい偉業だと思います。
特筆すべきは普段は強面系キャラばかり演じてる大友龍三郎さんですが、このダーブラではコミカルな声も演じているんです。
『ドラゴンボールZ』放送時はまだ原作も週刊少年ジャンプで連載中の時期であり必然的にアニメ放送ペースが原作に追いついてしまう問題が発生してしまいます。
その為にアニメオリジナルストーリーをてんこもりで導入してとにかく引っ張って引っ張って原作に追いつかないように当時の製作スタッフは苦慮していたわけです。
フリーザとの戦いの終盤に「ナメック星があと5分で爆発する」という状態になってから10話近くも放送した話などは有名ですよね(笑)そんな引き延ばしストーリーの中にはこのダーブラの死後まで描かれたストーリーがあったんです。
場所はなぜか地獄ではなく天国です。これは同じく大友龍三郎さんが演じる閻魔大王が「ダーブラを地獄に落としたら逆に喜んでしまう」という配慮から天国送りにしてやったということです。
この『ドラゴンボール』世界の地獄は再三アニメなどで描かれますがそこまで苦痛だらけの世界でもなく地獄の鬼たちも呑気でおだやかな性格の持ち主ばかりで寧ろ悪役には「天国」状態のようですからね。
実際『ドラゴンボールGT』ではピッコロ(一応元悪人)が自ら死を選んだ後には天国いましたが、地獄に紛れ込んでしまった悟空を救うために敢えて天国で暴れて地獄に落ちたりもしていますが地獄でも鬼たちの尊敬を集めてそれなりに楽しくやっているようですし。
逆に『復活の“F”』のフリーザみたいに天使たちが飛び交う文字通りの天国のような楽園はフリーザやダーブラみたいな悪人には逆に「地獄」のような場所なんでしょう。
そんな経緯で天国行きとなったダーブラは天国で人格が別人のような清い心の持ち主になりそのつぶらな瞳は少女漫画キャラのような“キラキラアイズ”状態でお花畑でお花を摘む気持ち悪さ前回のキャラクターに変貌しています。
そしてその後は魔人ブウに食べられて殺されたブルマやチチやビーデルたちと天国で一緒になる絡みが放送されたわけです。
大友龍三郎さんは普段の「悪党・魔王系キャラボイス」を封印してかなり苦労したと思われる「乙女ボイス」を無理矢理ひねり出し“熱演”しています!
正直気持ち悪いですがそれはそれで面白かったです(笑)
このようなシーンは『ドラゴンボール改』では見られませんしある意味貴重なシーンですね。
『ドラゴンボールZ』ではビーデルの悟飯に対する恋を応援したり完全に乙女キャラになったダーブラを存分にお楽しみいただけますよ。
ダーブラの最後はブウにクッキーにされる!ダーブラ登場は単行本とアニメでそれぞれ何話?
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 17, 2020
上述した通りダーブラは最後は魔人ブウに殺されてしまいます。
普段は細い目をして目が見えない魔人ブウが急にギョロッと目ん玉見開いて恐ろしい目つきで「おまえ・・・たべちゃお」と言い放ち変身光線でダーブラをクッキーに変えて食べられてしまう最後でした。
相手をお菓子に変えて食べてしまうというなんだか漫画チックな殺され方です(実際漫画だけど)。
後に悟空とベジータの合体戦士である「ベジット」がキャンディに変えられた時は普通に意思を持っていて動く事もできました。
その他のキャラクターがお菓子に変えられた時は動くことも話すこともできなかったんですがもし意識や神経はそのままだとしたら生きたまま食われて殺されるわけでかなり残酷な殺され方でもありますよね。
残酷さを抑える配慮だったのが余計に残酷になってしまうという...
それはともかく
ダーブラの登場は単行本38巻の第446話「魔導士バビディ」の回からです。そして実際にブウにクッキーにされてしまうシーンは38巻464話です。
アニメ版だと『ドラゴンボールZ』では第220話「黒幕登場!!悪の魔導師バビディ」から登場。
『ドラゴンボール改』では107話「恐ろしき魔人の秘密 黒幕出現!!」から登場になります。
また『ドラゴンボール超』でも49話の「未来からのメッセージ ゴクウブラック襲来!」での未来トランクス回想シーンで少しだけ登場します。
やはり上述した通り『ドラゴンボールZ』で最も長く見ることができます。
引き延ばしの為に戦闘シーンも大幅に追加してあるのでダーブラファン(いるのかな?)にはたまらないひとときとなるでしょう(笑)
ダーブラまとめ
原作では結構あっさり魔人ブウに食べられて退場してしまった暗黒魔王のダーブラ様。しかしながらそのスペックは極めて優秀なものだったんです。
- 完全体セルと同等の強さ
- 頭の回転の速さと際立つ特殊探知能力
- 当たれば勝利確定の“即死技”とも言える石化唾液飛ばし
- ご主人様に裏切られ捨てられようとしていても失わない極めて一途な忠誠心
- 天国で見せた乙女心・・・
これだけ様々な魅力を持ったキャラクターだったんですダーブラの登場シーンはドラゴンボールの中で決して多くはないですが、強くて想定外の技など、知れば知るほど魅力があり面白いキャラなのではないでしょうか。
ダーブラの技をもう一度見たい方は38巻を是非チェックしてみてください!