動画|ドラゴンボール摩訶不思議大冒険のネタバレ感想|桃白白(タオパイパイ)を倒せ
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今回は、ドラゴンボールの映画の中でも人気の高い作品、劇場版『ドラゴンボール摩訶不思議大冒険』をみていきたいと思います!
この映画の特徴として、登場キャラの性格はそのままで、設定だけが違うというパラレルワールドな感じなのですがそれが見事にハマっていることと、また登場するキャラが非常に多く、上手にまとめられていることです。
まさに “豪華”という言葉がピッタリな映画なのではないでしょうか。
そして、この3作目になる『ドラゴンボール摩訶不思議大冒険』では、鳥山明先生の作品『Dr.スランプアラレちゃん』とのコラボがあり、ファン心をくすぐります。(笑)
また原作にはありませんが、天津飯とチャオズの関係も映画ならではで、楽しめると思いますよ!
それでは映画の内容を覗いてみましょう!!
【動画】ドラゴンボール摩訶不思議大冒険のネタバレ
亀仙人の元で修行をしていた悟空とクリリン。
もう教えることはないと亀仙人は言い、 “お前たちの腕を試すために東の国ミーファンで行われる武道大会に連れて行こうと思うのじゃが行くか?”の言葉で悟空たちはミーファン帝国に向かうこととなりました。
一方ミーファン帝国では、皇帝の餃子の大切な花嫁ランランがいなくなったとチャオズは落ち込んでいました。そこへ大臣の鶴仙人が“一つだけ必ず探し出せる方法がある”と言います。それは、“ドラゴンボールを7つ集め神龍に頼む”ことでした。
そこへ部下のブルーが現れ、鶴仙人を怪しんだ発言をします。すると、鶴仙人の手下の桃白白が現れ、ブルーを殺してしまいました。実は鶴仙人たち、ドラゴンボールを集めて世界征服を企んでいたのです。
そのドラゴンボールを探すための作業は、カリン塔の地まで及びました。
四星球を持っていたボラとウパは、ドラゴンボールを渡してしまうと皆殺されてしまうからと、ドラゴンボールを持って悪を正しにミーファン帝国へ向かいました。またブルマたちもミーファン帝国にドラゴンボールが集まっているため向かいます。
そんな中、武道大会が行われボラは桃白白に殺されてしまい、怒った悟空は桃白白に向かっていきますが、ドドンパでカリン塔のてっぺんまで吹き飛ばされてしまいます。
ウパから渡された四星球のおかげで助かった悟空は、カリン様に“水のように心を静めなければならない”と教わり、再び桃白白に挑みに行きました。
ペンギン村で桃白白を倒しミーファン帝国に戻りますが、ドラゴンボールは池の底の龍が住んでいたという底なしの淵にあり、そこへ悟空が持っていた四星球を投げて神龍を呼び出します。そして願いでボラを生き返らせました。
【動画】ドラゴンボール摩訶不思議大冒険の感想
この劇場版『ドラゴンボール摩訶不思議大冒険』は個人的にお勧めしたい作品の1つです。
まず、登場人物の性格はそのままに設定だけが一部違うのですが、その構成が完璧だと思えることと、最近の『ドラゴンボール超』でもありましたが、同作者の作品のコラボで懐かしさ、面白さ、特別感が味わえるからです。
ストーリーは“ミーファン帝国”が舞台になっていて、ここが原作にはなく、皇帝の餃子と餃子に仕えている天津飯。そして大臣の鶴仙人と鶴仙人に仕えている桃白白がいます。
その設定に、従来の悟空たちのキャラが飛び込んでいくという感じですね。
更に、この映画では武道大会でしたが、悟空たちがミーファン帝国に向かう様は原作で言うと、天下一武道会に行く時に、あの帽子を被ってスーツを着た悟空たちのシーンそのものです。
また映画でも原作でもボラは桃白白に殺されてしまいます。原作ではカリン塔の地で殺されてしまいますが、映画では桃白白と舞台の上で戦い殺されてしまいました。
大会に出場するボラを観られるのも映画ならではですね!
この従来からあった別々のシーンを、上手に映画のストーリーに組み込ませているなと感じました。
まだ他にも原作とは違う設定で登場しているキャラもいます!
最初にブルー将軍。原作ではレッドリボン軍として登場したブルー将軍もこの映画では、皇帝餃子に仕える者として登場しました。ですが桃白白に殺されてしまいます。ここは原作と一緒ですね。またブルー将軍同様、メタリック軍曹も仕える者として登場します。
次にペンギン村。原作ではレッドリボン軍編で、ブルー将軍がペンギン村に迷い込みます。そして、悟空やアラレとひと騒動ありましたが、今回映画ではブルー将軍でなく桃白白でした。
他にもカリン様のシーンなど、結構な量のシーンが盛り込まれているのに、どのシーンも全く違和感がなく観られるのもお勧めしたい理由の一つです。
また天津飯と餃子の絆にも注目です。
鶴仙人に逆らえない天津飯は、餃子を騙していました。だけど餃子は“ボク頼れる人天しかいない”と、とても健気です。
天津飯は鶴仙人と餃子の間で何度も葛藤しますが、亀仙人の「お主の技が泣いておるぞ、お主ほどの技を何故正しき道に使わないんじゃ」の言葉と餃子の涙で目が覚めました。
餃子を殺せと言われていた天津飯は殺すのを止めますが、鶴仙人は餃子を殺そうとドドンパを撃ちます。それを天津飯は気功砲で返して鶴仙人を倒します。
餃子のとても可愛らしい場面や、天津飯の男らしさ優しさも観られると思います。
そしてこんなキャラも登場しているんですよ。
実は鶴仙人たちのドラゴンレーダーを作ったのはピラフ一味だったのです!映画の一番最初に登場しました。残念ながら桃白白に消されてしまったようですが…(苦笑)
本当にたくさんのキャラが登場しました。
【動画】ドラゴンボール摩訶不思議大冒険の作品情報・登場人物
劇場版『ドラゴンボール摩訶不思議大冒険』にはどんなキャラが登場するでしょうか。またいつ公開された作品なのか、ご紹介したいと思います!
登場キャラ
孫悟空 | 野沢雅子 |
則巻アラレ・ランチ | 小山茉実 |
ヤムチャ | 古谷徹 |
ブルマ | 鶴ひろみ |
亀仙人 | 宮内幸平 |
クリリン | 田中真弓 |
ウーロン | 龍田直樹 |
プーアル | 渡辺菜生子 |
天津飯 | 鈴置洋考 |
餃子(チャオズ) | 江森浩子 |
ウミガメ・大男 | 郷里大輔 |
鶴仙人・カリン様 | 永井一郎 |
桃白白 | 大塚周夫 |
神龍・則巻千兵衛 | 内海賢二 |
ブルー将軍 | 古川登志夫 |
メタリック軍曹 | 青森伸 |
ウパ・ボラ | 堀江美都子、銀河万丈 |
ピラフ、シュウ、マイ | 千葉繁、玄田哲章、山田栄子 |
作品情報
制作年 | 1988年7月9日公開 |
時間 | 45分 |
監督 | 竹之内和久 |
脚本 | 由木義文 |
OPテーマ | 「摩訶不思議アドベンチャー!」唄ー高橋洋樹 |
EDテーマ | 「ドラゴンボール伝説」唄―高橋洋樹 |
劇場版『ドラゴンボール摩訶不思議大冒険』は1988年7月9日に公開されました。
今回3作目となったこの作品は、本当に多くのキャラが登場していて想像以上に楽しめる映画だと思います。
最近のドラゴンボールではどちらかと言うと、戦うことの方が多いような気もしますが、(もちろんこれはこれで十分楽しいのですが)初期のドラゴンボールを巡るストーリーは、冒険心を掻き立てられ、また懐かしさも伴います。
というのも、今では簡単に見つけられるドラゴンボールも、初期の頃は一つ見つけるのにそれはそれは大変で、一つ一つのドラゴンボールに物語がありました。まさにアドベンチャーです!
初期のドラゴンボールの映画にはその雰囲気が漂っているのだと思います!!ぜひ機会がありましたらご覧になってみてはいかがでしょうか!!