サイヤ人が尻尾を腰に巻く理由と大猿設定!悟天やトランクスは生えない?ベジータは?謎について考察
さて今回はサイヤ人の尻尾に注目して考えて行きたいと思います。
悟空の尻尾はドラゴンボール第1話から既に存在していましたが、最初は西遊記に寄せたのかな?程度にしか思っていなかったと思います。
その後ラディッツの襲来によって悟空の尻尾は西遊記のサルをイメージしたものではなく、サイヤ人の尻尾だということが判明し、さらに大猿になる秘密などが明かされた時は驚きましたよね。
サイヤ人は尻尾を腰に巻いてますが理由があるのか?ただ外見的な意味なのでしょうか?
大猿になる為の尻尾というのは印象に残るものの、そういえば悟空の息子の悟飯は生えたけど悟天って生えてないよね?あれれ?そういえばベジータの息子のトランクスも生えていない!
しかもいつの間にか大猿も出なくなったし、そもそも失っても自然とまた生えてくるんじゃなかったけ?などなど、思い返してみると疑問が沢山!
ここではそんな謎の多いサイヤ人の尻尾について様々な角度から色々と考えて行きたいと思います!
サイヤ人の尻尾!という意味で物語がスタートするのはアニメではドラゴンボールZから。ドラゴンボール改でも同じ。コミックではドラゴンボール17巻です。
サイヤ人は尻尾を握られることが弱点!鍛える事も出来るの?
シッポを握られるとチカラがなくなる
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 19, 2020
最初は尻尾のアクセサリーとブルマに勘違いされていた悟空の尻尾は、他の動物たちと一緒で身体のバランスを保つのにとても重要な器官の1つでした。
そんなサイヤ人の尻尾は登場当時から強い悟空の唯一の弱点として知られていて、尻尾をギュッと握られると「へなへなへな~~…」と立っている事も出来なくなるくらいに力が抜けてしまいます。
ちなみにラディッツ戦で悟空がラディッツの尻尾を握っていましたが、この尻尾が弱点であることはチチと最初に出会った時に悟空本人が言っています。(ドラゴンボール2巻12話)
サイヤ人の尻尾は鍛える事で弱点克服!
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そんな弱点である尻尾は鍛える事で克服できます。
悟空の育ての親の孫悟飯は、弱点である尻尾を鍛える事を何度も言っていたらしく、占いババの所で再会した時に尻尾の鍛錬を怠っていた悟空に再度弱点克服トレーニングを促していました。
この頃には随分と強くたくましくなっていた悟空でしたが、尻尾を握られて逆転されたことと孫悟飯(育ての親)の言葉を胸にその後の修行の旅で心、身体、しっかり尻尾を鍛え上げました。
そして天下一武道会では尻尾が弱点だと知るクリリンの尻尾握り攻撃を跳ね返し、弱点の無くなった成長を見せたのでした。
これは亀仙人曰く「弱点はたやすく克服できるものではない」と、悟空の地道な3年間の修行がどれ程大変であったかを察し、悟空の才能が亀仙人の想像を超えたシーンとして知られています。(ドラゴンボール11巻127話)
少年時代に弱点を克服していた悟空に対し、兄のラディッツは大人になっても尻尾を鍛えていない所を比べると、随分と性格というか、強さに対する向上心が違い過ぎるのも面白いところですよね。
素直な悟空は怠けずに自分で尻尾を強く握ったり、叩き付けたり、尻尾でぶら下がって筋トレのように見えない所で色々努力したんでしょうね!
サイヤ人が尻尾を巻く理由は?ただカッコイイからなのか?
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悟空は登場当時から尻尾が生えていて、小動物のフリをして魚を釣る為に使ったり、悟空のセリフから体のバランスを取ったりしていましたよね。
悟空は日常的に尻尾を使っている為、自然とプラ~ンとお尻から垂らしていましたが、その後登場したラディッツ、ナッパ、そしてベジータは尻尾を腰に巻き付けていました。(白黒のコミックだと最初は腰に巻いてあるのが分かり難い…苦笑)
少年悟空が尻尾を生やしているのはなんとも愛嬌があって可愛い感じがしていましたが、腰に巻くサイヤ人達の姿…
カ…カッコイイ!!!
さてここで本題。サイヤ人達はなぜ腰に尻尾を巻いているのか?。
気になって調べて見ましたが結論から真実は…
分 か り ま せ ん で し た 。
なので自分なりにどうしてサイヤ人が尻尾を腰に巻くか考えてみました。
- 戦闘の邪魔にならないように収納
- 弱点を庇う意味で収納
- サイヤ人の間での流行り(カッコイイので入れときました)
考えられるので現実的なのはこの3つでしょうか。
サイヤ人の尻尾は戦闘民族サイヤ人の切り札的存在として登場したので、たとえ普段の生活や戦闘での妨げになっていたとしても簡単には無くすことは出来ません。
その為邪魔にならない様に腰に巻いておくのがベストと考えられ普及したのではないでしょうか。
自分なりに尻尾が生えていたら…と考えてみましたが、服の中に入れると窮屈で逆に気になって戦闘どころではなくなってしまいそうです(笑)
ベジータの尻尾も!サイヤ人の尻尾は大猿になる為の条件の1つ!満月のブルーツ波が重要!
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 19, 2020
サイヤ人の尻尾は大猿になる為!
少年時代に何度か大猿になり、その度に仲間達に驚きと恐怖を与えてきましたが、それまでは何故大猿に変身するかまでは分からないままでした。
サイヤ人襲来編で明らかになったサイヤ人の尻尾の存在理由は“大猿になりその星の先住民達を絶滅させる”というものでした。
その大猿になる為には
- 尻尾が生えていること
- 満月が出ている事
という2つの条件が重なる事により身体に変化が起こり大猿へと変身します。
大猿へと変身する事で戦闘力が飛躍的に向上し、人型の時よりも“早く”“効率的に”先住民達を滅ぼすことが出来るのです。
なぜ満月も必須条件なの!?大猿化にはブルーツ波が重要!
「月が真円を描く時こそサイヤ人の本領を発揮する時!」とラディッツは誇らしげに語っていましたが、なぜ満月の時だけなのでしょうか?
それは月に照り返された太陽光に含まれるブルーツ波を目から吸収(見る)する事で、尻尾が反応して大猿化する現象が起こります。
普通の太陽の光ではなく、“月に照り返された太陽光”にのみブルーツ波が含まれるらしく、その数値が「1700万ゼノ」という数値を超えないと変身は起こりません。
この1700万ゼノという数値は、無数にある月(月のような惑星)の大小に関係せず、満月の時にしか1700万ゼノを超える事はありません。
はじけてまざれ!エリート戦士は満月の時以外でも変身出来る!
サイヤ人は満月以外の日に窮地に追いやられた場合、ピンチから脱出出来ないので、その時の奥の手として限られたサイヤ人だけ人工的に“小さな満月”を作り出して大猿に変身することが可能です。
人工的な満月を作り出すには
- パワーボール(凝縮したエネルギー)
- 星の酸素
この2つが必要で、パワーボールと星の酸素を混ぜ合わせる事で、凝縮したエネルギーは1700万ゼノを超えるブルーツ波を放出する立派な満月の役目を果たします。
戦闘力を大幅に向上させる大猿化ですが、このパワーボールを出すにはかなりのエネルギーを消費するので、変身が解けた時に相手を倒せていないと劣勢に追い込まれることも。
サイヤ人の大猿の戦闘力・強さは10倍?大きさは?
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サイヤ人の大猿の戦闘力は変身前の10倍!
サイヤ人の奥の手である大猿化の強さは、人型の戦闘力のなんと10倍にもなります。
地球に来た時のベジータが18000だったので、その時のベジータでさえ大猿化しただけで一気に戦闘力は18万となります。(実際、パワーボールを出したりしているのでそれ以下と思われますが)
この数値はフリーザ側近のドドリア・ザーボンのコンビを軽く凌駕していて、ギニュー特戦隊とも渡り合える数値でもあります。
しかし、大猿は姿が醜いという理由からサイヤ人はあまり変身したがらないという欠点も。
ドドリア・ザーボン達くらい倒しておいても良かったのでは?との声もありそうですけど、変身しなきゃいけませんし、大猿化してもフリーザには遠く及ばないので、今はまだ反逆の時では無いと判断したんだろうと個人的には思っています。
大猿の身長はどのくらい?
戦闘力は10倍になりますが、変身すると“大猿”と言われるだけあって身体もかなり大きくなります。
大猿の身長は戦闘力と同じ10倍…ではなく、大体4倍~5倍の6メートル以上と推定されています。
少年悟空や悟飯が変身した時と、すでに大人だったベジータの大猿時の身長差はほとんど変わらない様に見えますよね。
実際同時に変身したことはないので正確には測りかねますが、6メートル以上になっていれば人間の時の数十センチの身長差は誤差くらいなものでしょう。
ちなみに悟空が着ている道着や、地球人の服は大猿になると服が裂けてしまい変身が解けるとスッポンポンになりますが、ベジータの着ている戦闘服はプロテクターやブーツも全て自在に伸び縮みするので破れません!
大人の悟空が大猿になった後を想像すると…そのまま気にせずスッポンポンで普通に歩きそうで笑っちゃいます(笑)
サイヤ人の尻尾は神様に生えないようにしてもらえる?
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自分で切っても敵に切られても、サイヤ人の尻尾は数カ月すると自然にまた再生します。
この尻尾が再生するのはサイヤ人の身体の特徴の一つで、“戦闘民族サイヤ人の奥の手”という遺伝子情報が働いていることが伺えます。
しかし悟空の尻尾は、神様が“悟空が大猿になり理性を失って暴れない様に”気を利かせてサイヤ人の尻尾を“2度と生えない様に”していました。
悟空曰く、神様は「月を元に戻したいから」とだけ悟空に説明していたようですが、それは神様の優しさだったのでしょう。
単刀直入に「お前は大猿になって暴れまわるし、育ての親を殺したのは実はお前自身」と言ったら悟空も相当ショックでしょうし、それをそのまま言っちゃうような人物が神様だなんてあり得ませんしね。
2度と生えない様にするには神様の不思議な力で…と思いますが、整形外科の除去手術と同じで尻尾の生えてあった部分を綺麗にするだけだと考えれば、別に大して難しくも無いのかもしれません。
悟天やトランクスに尻尾が生えない理由は何?なぜベジータの尻尾は生えなかったのか
さてお次は悟空や悟飯は尻尾を失っても生えてきたのに、悟天やトランクスって尻尾を失うどころかそもそも生えてないんじゃない?という疑問について考えていきます。
悟天やトランクスに生えない理由は何?
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悟天やトランクスも悟飯と同じサイヤ人と地球人のハーフですが、この2人に関しては1度も尻尾が生えていたシーンはおろか、説明すらも一切ありません。
この理由は公式でも2つ説があり、
- 生まれつき尻尾を持たない混血サイヤ人は特に強大な戦闘力を秘めており、悟天やトランクスの様に小さいうちからスーパーサイヤ人への変身も体得してしまう事が多い
- 生まれてすぐに切られた
というものがあります。
理性を失って暴れる大猿の存在を恐れたチチ&ブルマが尻尾を切ったという説もあり得そうですが、ここでは有力とされている「生まれつき尻尾を持たない混血サイヤ人は特に強大な戦闘力を秘めている」説について考察していきましょう。
この説が有力とされる理由は、変身後の戦闘力が関係しています。
大猿化することで戦闘力は10倍になることは先に紹介しましたが、スーパーサイヤ人になると戦闘力は50倍にもなります。
サイヤ人の奥の手として遺伝子に刻まれたこの大猿化は、自分の危機を脱する為のものですが、大猿化のさらに5倍にもなるスーパーサイヤ人を習得にしている状態では、その大猿化の存在意義が失われてしまいます。
実際に原作では悟天は7歳、トランクスは8歳の時に既にスーパーサイヤ人になれている(本当はもっと早かった?)為、生まれた時点での潜在能力が高く、先天的に大猿化に必要な尻尾が生えてくる理由がなかったと考えられています。
ベジータの尻尾が生えなくなった理由は!?
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 19, 2020
ベジータは地球での戦いで重傷を負い、その時に尻尾も失いましたよね。
その後重傷のまま惑星フリーザへ戻ったベジータはメディカルマシーンに入れられて体力を回復させましたが、尻尾の再生までは出来ませんでした。
その時にベジータは「(尻尾は)かまわん。そのうち生えてくる」と言っていましたが、その後再生されることは一切なかった為、あれ?そう言えば尻尾は?と疑問の声がチラホラ挙がりました。(ドラゴンボール21巻246話)
このベジータの尻尾が生えなくなった理由は、悟天とトランクスに尻尾がない理由と同じで戦闘力が関係していると考えると辻褄が合ってきます。
これはベジータだけでなく悟飯にも当てはまる事なのですが、グングンと戦闘力を上げていったことでスーパーサイヤ人への覚醒に近づきつつあったために大猿化の必要性が無くなっていったからと思われます。
悟天とトランクスはこれが先天的なもので、ベジータと悟飯は後天的なものと考えると違和感無く納得出来るはずです。
現在のスーパーサイヤ人ブルーやアルティメット悟飯もカッコイイですが、個人的にはこの頃のベジータや悟飯は尻尾が似合っていたので、生えていて欲しいな~とも少し思っちゃう自分がいるんですよね笑
第6宇宙のサイヤ人キャベやカリフラに尻尾が無いのは種として進化?
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) August 19, 2020
悟空達第7宇宙と対になっている第6宇宙にも同じサイヤ人が存在しています。
キャベ、カリフラ、ケールが登場し、この3人はサイヤ人ではありますが尻尾は無く、体型も戦闘民族とは思えない少年のような体格をしています。
性格も温厚で優しい第6宇宙のサイヤ人。
漫画版では尻尾について悟空に聞かれた際、「昔はあったようだが今の自分達にはない」と言っていました。
キャベ達3人もスーパーサイヤ人になれるので尻尾が無い事は説明が付きますが、キャベの口ぶりから第6宇宙のサイヤ人は全員尻尾が無いと捉えられます。
全員がスーパーサイヤ人になる力を秘めている…と考えることも出来ますが、個人的には「温厚なサイヤ人という性質上、大猿になる必要がなくなっていったことで尻尾が生えなくなった」と考えた方がしっくりくる気がします。
尻尾が無くなったことは退化かもしれませんが、仲間と手を取り合い、強大な敵には協力していくという点では種の進化とも言えるでしょう。
温厚と言いつつちょっとカリフラはヤンチャでしたけどね(笑)
サイヤ人の尻尾まとめ
さてサイヤ人の尻尾に注目してみましたが皆さん如何でしたでしょうか?
サイヤ人襲来編までは大猿はドラゴンボールを象徴させる演出の1つでしたが、いつの間にか大猿はおろか尻尾まで生えなくなっていきましたよね。
その理由は大猿の戦闘力をスーパーサイヤ人の登場で一気に超えた事が最大の理由として挙げられていますが、他にもファンの間では「尻尾の存在を鳥山先生が忘れちゃったんじゃないか説」なんてものもあります笑
さすがにそれは…と思いつつも、鳥山先生だし有り得なくもないな…と思ってしまう気持ちもあるんですよね笑
ちなみに個人的にサイヤ人の尻尾に関係するシーンでのオススメはベジータが大猿になるところです。
このシーンは
- サイヤ人がどういった種族なのか
- 尻尾の秘密
- 大猿の戦闘力
- ブルーツ波
- 名言「はじけてまざれっ!!」
などなど、ギュッと気になるワードが盛り沢山!
しかも悟空とベジータの激闘も目が離せない文句無しのエピソードでもあります!
「はじけてまざれっ!」が出たシーンは【ドラゴンボール第20巻 其之二百三十二「月」】で登場しますので、気になる方は是非チェックをお願い致します!
サイヤ人の襲来編はスカウターという超高機能アイテムが登場したりと他にも見どころ満載なのでオススメですよ~!