かめはめ波とギャリック砲の違いを構えやセリフから比較!ブロリー戦での共闘がカッコイイ!漫画ではどこ?
ドラゴンボールはとても長く続いている物語。登場人物や物語はもちろんのこと、闘いや技にも私たちは魅了されました。
特に技に関してはキャラの数以上で、たくさんの技があります。その中で注目したいのが、悟空の『かめはめ波』にベジータの『ギャリック砲』。
- 「もちろん知っているよ~」
- 「名前はきいたことある」
- 「え?違いなんてあるの」
と様々な意見があるかと思います。けれどこの『かめはめ波とギャリック砲』実は、悟空とベジータが普段の闘いで同時に使用することはありません。けれど2回ほど同時に見られるシーンがあるのです!
それはとても珍しいことで、普段では考えられないことなんですよ。そのシーンのことをあなたはどれだけ知っていますか?
似た技なのですが違いもあり、また同時に構えるシーンはあまりのカッコよさに感動すら覚えます。(笑)
この記事を読めば『かめはめ波・ギャリック砲』の違いや、二人のこの技の共闘シーンなど詳しく分かっちゃいますよ〜
かめはめ波とギャリック砲の名シーンはドラゴンボールコミックでは20巻!電子カラー版なら「ドラゴンボールpart4サイヤ人編④」で見れます。
かめはめ波とギャリック砲の違いは?構えやセリフ以外は同じ?
最初に悟空が使う『かめはめ波』、ベジータの必殺技『ギャリック砲』ついて、違いなどをみていきましょう!
技名 | 【かめはめ波】 | 【ギャリック砲】 |
使用者 | 悟空、亀仙流、その他 | ベジータ、トランクス |
技種類 | 気功技 | 気功技 |
技内容 | 体内の潜在エネルギーを凝縮させる。
そして相手めがけて一気に放出させる。 |
手の甲にエネルギーを溜める。
そして相手めがけて一気に放出させる。 |
構え | 手首を合わせて体の前から腰にもっていき、気を集中させて後ろで溜め、対象に向けて一気に放つ | 両手を肩の位置ぐらいで構え、手の甲にエネルギーを溜め、対象めがけて一気に放出する |
確認できる威力 | 過去に亀仙人が天下一武道会でかめはめ波で月を破壊している | ベジータがギャリック砲で地球ごと破壊しようとした |
悟空が使う「かめはめ波」最初に悟空が放ったのは?
悟空と言えば『かめはめ波』。ドラゴンボール=かめはめ波と言ってもいいほどで、世界的にも有名ですよね。
この『かめはめ波』ですが、悟空が普段使うことから悟空が編み出した技かと思いきや、実はそうではないのです。
元々は亀仙人が作り出した技で、亀仙人のみが使用していました。しかもこの技、50年は修行しないと取得できないという大技なのです。それはこんなセリフからわかりました。
チチの父(笑)、牛魔王の城があるフライパン山の火を亀仙人がかめはめ波で消した時です。悟空が「おしえてくれ」と亀仙人に言ったのですが、亀仙人は
「かめはめ波を会得するには50年は修行せんとの…」と言います。(漫画ドラゴンボール2巻15話)
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
しかし! 悟空は言われたそばから見よう見まねで車に向かって小さなかめはめ波を撃ちました!
さすがは悟空!
そして今では悟空をはじめ、たくさんのキャラがかめはめ波を使用しています。
ベジータの必殺技「ギャリック砲」初めてはどのシーンで?
ベジータの必殺技『ギャリック砲』。私たちがこの技を一番最初に目にしたのは、ベジータが地球侵略に来て悟空と闘った時でした。
「オレのギャリック砲はぜったいに くいとめられんぞっ…!!!!」(漫画ドラゴンボール20巻231話)
このセリフを言うとベジータは、手の甲にエネルギーを溜め悟空に向けて一気に溜めた気を放出します。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
この構えや気の溜め方がかめはめ波と似ている!と思ったのは私たちだけではないようで…。ベジータもギャリック砲を放った後、悟空がギャリック砲に対抗して撃ったかめはめ波のことを
「なっなにいっ!!!? オ オレのギャリック砲とそっくりだ……!!!!!」(漫画ドラゴンボール20巻231話)と言ったセリフがありました。このセリフから”オレのギャリック砲…”と自信満々に言っていたベジータの驚いた様子がわかりますね。
この技はベジータのオリジナルで、『アニメ・ドラゴンボール超』では未来トランクスとの親子ギャリック砲を披露しています。
かめはめ波とギャリック砲は何技?どんな構え?
これは両方とも気功波の技になります。エネルギーを一点に凝縮し溜め、一気に放つ技であることから、かめはめ波とギャリック砲がとてもよく似た技であることがわかりますね。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
また、撃つ姿はそっくりで構えをみなければ同じ技に見えるほど。
ただ、手首を合わせて体の前から腰にもっていき、気を集中させて後ろで溜めるかめはめ波に対してギャリック砲は両手を肩の位置ぐらいで構え、手の甲にエネルギーを溜めます。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
技の仕組みは同じようですが、構える位置は若干違いがあることがわかりました。
その後、溜めた気を対象に向けて一気に放つところはかめはめ波もギャリック砲も同じです。
技の威力
過去に悟空が大猿になってしまった時に、亀仙人が月をかめはめ波で消したことがありました。(漫画ドラゴンボール5巻51話)
しっぽがあるサイヤ人は月をみると大猿化してしまうのです。このことから、かめはめ波は月をも破壊できる威力があるということがわかりました。
ただ、ここで少しかめはめ波の威力としては疑問も。それはこの話がドラゴンボール初期の話だということです。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
悟空がまだ少年だった頃のドラゴンボールは、今とは強さが比べ物になりません。また、当時は今よりもギャグ的要素がありました。
さらに、亀仙人が月を破壊できるのであれば今の悟空だったらもっと凄いことが出来ると思うのです。なので、かめはめ波の正確な威力を表すのは少し難しいかもしれません。
またギャリック砲もそうです。ベジータは地球ごと破壊しようとしましたが、実際はしていません。(笑)
なので、どのぐらいの破壊力、威力があるのかは正直疑問。
ただわかっていることは、使用する人が強ければ強いほど技も威力を増していくことは間違いないでしょう。それは進化していくドラゴンボールを見ているとそう思います。
かめはめ波とギャリック砲の技名の由来は?
どんな技なのかは上でも紹介しました。ここで気になるのが『かめはめ波とギャリック砲』の名前の由来。
かめはめ波の由来…、実はアレでした!?
じゃあギャリック砲は?ここでは二つの技の名前の由来などについてみていきたいと思います!
かめはめ波は亀仙人から習った技で元々ついていた
上記でも述べましたが、かめはめ波の技の持ち主は亀仙人。悟空やクリリンは亀仙人の下で修行をしながら個々にかめはめ波を自分のものにしていったようです。
それはこんなセリフからもわかりました。
第21回天下一武道会の出来事で悟空VSジャッキーチュン(亀仙人)の試合が行われた時です。
悟空とジャッキーチュンがかめはめ波対決をするときでした。
「おまえにわしほどの かめはめ波ができるわけなかろう!」 「わしが長年かかってあみだしたかめはめ波の威力を……!」(漫画ドラゴンボール4巻47話)
このことから亀仙人は悟空がまともなかめはめ波を撃てるとは思っていなかっただろうと予測します。
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またこんなセリフも。第22回天下一武道会でのことです。天津飯VSヤムチャの試合中でした。突然ヤムチャがかめはめ波の構えをします。その姿に亀仙人は「かめはめ波じゃと…!? ヤムチャのやつが……」と驚きました。ここでも個々に習得していった様子が伺えますね。(漫画ドラゴンボール10巻117話)
その後のクリリンの試合でもそうでした。亀仙人曰く、50年の修行が必要ということなので、まだ教えるには早い!と思っていたのかもしれません。
今では基本中の基本とも言えるかめはめ波。最初はみな手探りだったようですね。
そしてこのかめはめ波の名前の由来は、やはり亀仙人の『かめ』からきている…と思いがちですが、実は違ったようです。かめはめ波の由来は『ハワイ王国のカメハメハ大王』から。
作者である鳥山明先生が技の名前を考えていたときに鳥山先生の奥様が提案したものを、「ばかばかしくて亀仙人らしい」と採用したそうです。(笑) そこが何とも鳥山先生らいいですね。
ギャリック砲は野菜のガーリックだと考察
そしてギャリック砲ですが、こちらはベジータのオリジナルの技。かめはめ波と違って、ギャリック砲はベジータ以外(未来トランクス別)仲間内で使用されることはありません。
それはベジータに遠慮しているのか、はたまた技に魅力がないのか… (笑)
このギャリック砲、実は原作ではベジータが地球侵略に来たときにしか使われていないんですよ。ですが、ベジータの技としてかなり有名です。
こんなにも知られるようになったのには個人的に思うに、この当時かめはめ波に勝るものはないというぐらいに、かめはめ波に無敵感がありました。そんな中このベジータのギャリック砲が登場し、読者はかなりの刺激を受けたのではないでしょうか。私はそうでした。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
そのギャリック砲の名前の由来ですが、それはずばり! 『ガーリック』からきているのではないかと思うのです。
それはサイヤ人が基本、野菜の名前が付けられていると言われているから。
- ベジータはベジタブル
- ナッパは菜っ葉
- カカロットはキャロット(人参)など…。
技の名前も野菜、全然あると思うのです!
ギャリック=ガーリック、響きも似ています。ガーリック砲は食らいたくないですが…。(笑)ある意味最強です。
それとも鳥山先生のことだからもっと違う意味&理由があるのかも!?
気になりますね!
ちなみに少し面白い話を見つけました。(フルカラー版ドラゴンボール魔人ブウ編4巻)漫画の最後のページ、龍珠問答(ドラゴンボールもんどう)というページです。
「技の名前はどうやって考えったの?」という質問に対しての答えが載っていました。それは「そのキャラクターが考えそうな名前をつけている」とのこと。
「ベジータは、かっこつけて英語で名前つけそう(笑)。ピッコロは漢字で渋いし。本当は技に名前をつけるのは、あまり好きじゃないんですよ。闘ってるときにいちいち技の名前を叫んでたら、やられちゃうでしょ」
とのことです。(笑)
なるほど! 言われてみれば確かにキャラクターに合った技の名前が付けられているような気がしますね。
かめはめ波VSギャリック砲はどっちが強い?
これまでかめはめ波とギャリック砲の技について、名前の由来などについてみてきました。ここでは具体的に技の強さなどについて触れてみたいと思います!
ラディッツ戦でかめはめ波を撃つ悟空は戦闘力アップしたがギャリック砲はアップできない?
悟空はベジータと闘う前に、実の兄・ラディッツと闘っています。その時のラディッツのセリフに
「バカなっ!!!戦闘力があがっていく!!!戦闘力924…!!!こいつ…!!戦闘力を一点に集中させてたかめることができるのか…!!!」と驚くシーンがありました。(漫画ドラゴンボール17巻201話)
そう、この当時から悟空たちは今と変わらず気を高めたり下げたり出来たのですが、サイヤ人のラディッツにはそれが出来なかったのです。
そしてこの時から強さを表す数値、戦闘力という言葉が使用されるようになり、これはサイヤ人やフリーザ軍が持つ『スカウター』で測ることができ、こちらも斬新なアイテムでした。
悟空や地球の戦士たちは元々気を操れるので、気功波を撃つときに当然気を集中して溜めることができます。それがラディッツには驚きだったのでしょう。
なので、当時のベジータではデフォルトなギャリック砲ということでしょう
悟空VSベジータ!その時ベジータのギャリック砲は?
では、同じサイヤ人ベジータVS悟空の時はどうでしょうか。
ベジータは地球の戦士たちが戦闘力を変化させられることにいち早く気が付きました。さすが天才です。それはこんなセリフからも。
「こいつらは闘いに応じて戦闘力を変化させるんだ こんな数字はもうあてにはならん」と言うと自身のスカウターを外します。(漫画ドラゴンボール18巻214話)
なので、悟空と闘う時も当然戦闘力を変化させられることはわかっていたはず。そしてかめはめ波VSギャリック砲の勝負に! 悟空は3倍界王拳かめはめ波で挑みます。
最初、両者の技がぶつかったときはどちらも引けを取りませんでしたが、このままではどうしようもない状態に悟空は界王拳を4倍に。悟空からさらに放たれた気に押されベジータは吹き飛ばされてしまします。(漫画ドラゴンボール20巻231話)
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結果、『かめはめ波VSギャリック砲』は悟空の放ったかめはめ波に軍配が上がりました。
ですが、元々の素の力で対決していたらどうだったでしょうか。これはだいぶ結果が変わってくるように思います。
と言うのも、悟空は界王拳を使いかめはめ波を撃ちました。さらに撃っているときも戦闘力を上げています。対するベジータはこの時まだ戦闘力を操ることが出来ませんでした。
そう、ふたりには大きな違い、『戦闘力を操れる、操れない』という違いがあったのです。
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そうなると、もし悟空が界王拳を使えなかったり、界王拳で倍の戦闘力を上げることが出来なければ、界王拳3倍の悟空に引けを取らなかったベジータの方が強いということも。
なので、これは悟空の戦闘力が勝ったということで、この時のかめはめ波とギャリック砲の技の強さを比べたら、ベジータのギャリック砲の方が強いという風にも考えられないでしょうか。
両技とも使用する者の強さが関係していることは必然。この時、悟空が界王拳を使わなければベジータの方が戦闘力は上でした。
そのことから結果、悟空のかめはめ波がベジータのギャリック砲に勝ちましたが、界王拳を使わなければベジータのギャリック砲の方が強い。けれど、界王拳が使えることも実力のうちなのでやっぱり悟空のかめはめ波の方が強い…ということになるのでしょう。
かめはめ波とギャリック砲を使った漫画の名シーンをセリフから振り返る
『かめはめ波VSギャリック砲』となった闘い、『サイヤ人編』を原作・漫画からじっくりみていきたいと思います!
ベジータとナッパが地球侵略にきたことにより、地球の戦士たちと悟空はベジータたちと闘うことに。悟空は遅れて到着するのですが、その前に地球の戦士たちはナッパにやられてしまいました。
残ったのは悟飯とクリリン。到着した悟空はナッパを倒し、クリリンと悟飯にこの場から離れるように言います。
そして場所を変えて始まる悟空とベジータの闘い。
「なるほど ここをきさまの墓場にえらんだわけか… くっくっく………」(漫画ドラゴンボール19巻227話)
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悟空とベジータは構え、両者攻撃を始めます。悟空はベジータの攻撃や速さに驚きました。
この場所、実は『アニメ・ドラゴンボール超』最終回の一番最後に再び登場してファンを沸かせました。
当時と変わらない場所、構えなのにただ一つ変わったことが。それは、以前は敵同士だったのに今では仲間だという胸が熱くなるような演出です。
「さすがだ………やつはまだぜんぜん本気じゃねえのにスピードも技もオラを超えてやがる……」(漫画ドラゴンボール19巻228話)
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この時点で悟空よりベジータの方の戦闘力が高いことがわかりますね。しかし悟空には界王拳があります。
悟空はこの時点で界王拳を使いベジータに攻撃しました。けれどベジータはまだまだ余裕で、挙句にはこんなセリフを。
「くっくっく……いまのが限界だとしたら とんだ期待ハズレだぜ……」(漫画ドラゴンボール19巻228話)
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ベジータの強さを目の当たりにした悟空は窮地に立たされながらもわくわくしていました。にやけている悟空を見てベジータはさらに戦闘力を出してきます。
その気に悟空は”な…なんて気だ……!!! ま…まるで地球全体がゆれてるみてえだ……!!!”と驚きました。そして大気のふるえが止まった瞬間、ベジータの攻撃を受けます。
不意を食らった悟空はとっさに界王拳2倍で対応しますがベジータには何のその。「2倍の界王拳でさえ ついていけねえ……」(漫画ドラゴンボール20巻229話)
そして悟空は界王拳3倍に。すると先ほどまではベジータ優勢だったのが今度は悟空が圧倒的強さと速さを見せました。この悟空の強さに激怒したのがベジータ。
「い いかん……!! 2倍いじょうは こ 超えちゃいかんぞ 孫悟空…!!」(漫画ドラゴンボール20巻230話)ちなみに悟空の界王拳、実は2倍以上超えてはいけないのです。それは界王様のこんなセリフからわかりました。界王拳を上げると身体に負担がかかり、ボロボロになってしまうのです。
しかし、2倍の界王拳ではベジータに敵わなかったので2倍以上にしないとこの勝負勝てそうにもありませんでした。
「バ…バカな……!! オ…オレの戦闘力をこ…超えやがった……!!」(漫画ドラゴンボール20巻230話)超エリートのベジータが、下級戦士の悟空に戦闘力で上回られたことは相当頭にきたようでベジータは自身の口を拭った時についた血を見てさらに激昂しました。
ベジータは地球を侵略しに来たのですがそんなことはもう頭にないようで、怒り心頭に達し、「もうこんな星などいるもんか!!!! 地球もろともこなごなに打ち砕いてくれるぞーっ!!!!!」(漫画ドラゴンボール20巻231話)
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
と言いました。ベジータは上空に上がり構えに入ります。ベジータは悟空もろとも地球も粉々にしてしまう気です。たとえ悟空がよけても地球は粉々だぞ!と。
ここで疑問を持った方、多いのではないでしょうか。
- 悟空がよけて助かっても地球が粉々になったら悟空も助からない
- 攻撃したベジータも地球がなければ助からない
- どちらにしろ、ベジータの攻撃を地球が受けたら誰も助からない
結局、ベジータは自身の攻撃で身を亡ぼす可能性があったわけです。それでも自分の戦闘力を超えた悟空を許せない気持ちの方が勝って、頭に血が上り後のことは考えられなくなっていたということでしょうか…。個人的にはそう思いました。
悟空は2倍の界王拳ではベジータに対抗できません。そこで界王拳3倍かめはめ波でベジータに挑むことに。
「3倍界王拳のかめはめ波だ!!!!!」「オレのギャリック砲はぜったいにくいとめられんぞっ…!!!! 地球もろとも宇宙のチリになれーっ!!!!!」(漫画ドラゴンボール20巻231話)
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
上からはベジータのギャリック砲、下からは悟空のかめはめ波が勢いよくぶつかります。
それはとても大きく激しい気功波のぶつかり合い。
ベジータはこの時、悟空のかめはめ波が自身のギャリック砲に似ていることに驚きます。
「なっなにいっ!!!? オ オレのギャリック砲とそっくりだ……!!!!!」(漫画ドラゴンボール20巻231話)
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
両者が放つ技はぶつかり合ったまま。ここで悟空は界王拳を4倍に上げます。放たれたかめはめ波はさらに威力を増し、ベジータのギャリック砲は押され吹き飛ばされてしまいました。
ベジータのギャリック砲を吹き飛ばすことには成功しましたが、界王拳4倍まで出しきった悟空の身体はボロボロになってしまいます。
これらのシーンはドキドキする展開もさることながら迫力ある絵もまた見物で、特にベジータのギャリック砲と悟空のかめはめ波対決は、一度見たら忘れられないシーンになることでしょう。
ギャリック砲&かめはめ波をブロリー戦で打った共闘ベジータ&悟空が超カッコイイ
悟空とベジータの最初の闘いから時は経ち、再びベジータの『ギャリック砲』と悟空の『かめはめ波』を同時に見られるという日が訪れました!
しかも今回は共闘という、これまた胸を熱くさせられる展開に! その気になるシーンは映画『ブロリー』の一コマで。
ざっくりと映画『ブロリー』をご紹介
その昔、惑星ベジータではベジータ王が国を治めていて、その頃ほぼ同時期にベジータ王の息子ベジータ、パラガスの息子ブロリー、バーダックの息子カカロット・悟空が生まれました。
そんな中、パラガスの息子に驚異的な潜在能力があることが発覚します。ベジータ王は「いずれ正常な精神状態は保てなくなり 我がベジータ軍はおろか宇宙そのものを危険にさらすことになる」と言いブロリーを辺境の星、小惑星バンパに飛ばしてしまいました。
そのことを知ったパラガスは急いでブロリーを追いかけます。ベジータ王に復讐することを心に決め…。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
そして現代。悟空とベジータは相変わらず二人で修行に励んでいました。そこへトランクスから連絡が。なんでもドラゴンボールとドラゴンレーダーが盗まれたとのこと。
盗んだのは…フリーザの部下でした。悟空たちは最後のドラゴンボールがある氷の大陸へと向かいます。
そこにフリーザが現れ、フリーザの後ろにはパラガスとブロリーの姿が。
ベジータを見たパラガスは復讐だと言い、ブロリーにベジータを「やれ」と指示します。
ここから悟空・ベジータVSブロリーの激しい闘いが始まった!!!
ギャリック砲とかめはめ波が撃たれたシーンはどこ!?
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
数奇な運命をたどった3人。ブロリーはベジータを見るなり勢いよく向かっていきました。最初はベジータも余裕でブロリーの相手をします。
が、闘っている最中ブロリーの変化に気付いたベジータ。ブロリーは闘うたびに力の使い方を学習していたのです。
普通に闘っていたベジータも超サイヤ人の姿に。最初は押されるブロリーでしたが、またしてもブロリーはベジータと互角に闘い始めました。
ベジータ、今度は赤色の髪・超サイヤ人ゴッドになり、止める悟空の言うことを聞かずにブロリーを攻撃して吹き飛ばしてしまいます。
さすがにブロリーもダメだろう…と思われましたが、なんと! さらに力強くなり、口から気功波を出してくるまでに! これには悟空もベジータも驚きます。
これはパラガスが言うには「サイヤ人が大猿になった時のパワーを動きの鈍い大猿になることなく人間のまま変身できるようにしたらしいのですが…」(映画ブロリー)とのこと。
サイヤ人の大猿と言えば、ベジータが以前こんなことを言っています。「大猿になったサイヤ人は戦闘力が人間のときの10倍にもなるのだ!!!!!」(漫画ドラゴンボール20巻233話)
これでブロリーが人間の姿のままで強いことも納得ですね!ただ、ブロリーは姿が人間のままでも大猿化状態の時は自分でもコントロールが出来ないようです。これはやっかい。(笑)
今度は悟空がブロリーと闘います。やはり悟空もブロリーの衰えることのない力に超サイヤ人に、そしてゴッドの姿になりました。
悟空は闘いながらブロリーに話しかけます。そしてブロリーの動きを止めた時、一瞬ブロリーは悟空の声に耳を傾けました。しかしそれは一瞬ですぐさま攻撃をしてきます。
悟空はブロリーを背負い投げします。この時、氷の上に叩きつけられたブロリーの振動で大地が揺れ、氷の上で見ていたブルマもグラついてしまいました。
その時です。そんなブルマが転倒しないように、パシッと支えたのはベジータでした。さすがは愛妻家・ベジータですね! (笑)
ブロリーのあまりの強さに悟空は超サイヤ人ブルーになります。それでも引けを取らないブロリー。それどころか益々強くなっているようでした。
その様子を見ていたフリーザは、過去の悟空のように怒りでさらに強くなるのか試してみようとし、パラガスを殺してブロリーに「お父様が殺されてしまいました!!!」と言います。
殺されたパラガスを見たブロリーは激昂し、さらに力を増していきました。この状況にベジータは「一対一にこだわってる場合じゃないだろう!」と言い、悟空と共闘でブロリーと闘います。
そこで悟空が「やるぞベジータ」と言うとベジータは「チッ! くそったれがあっ!」と返し、二人は体制を整えると背中合わせのような形になり、悟空は『かめはめ波』ベジータは『ギャリック砲』の構えに入り同時にブロリーに向け攻撃しました。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) January 15, 2021
このシーンは圧巻です!!!悟空とベジータが超サイヤ人ブルーになり、それぞれの技で同時に撃つところにロマンを感じますね!
また離れたところではなく、背中合わせで並んでというのがポイント!そして放たれた二つの技が重なって一つになり、ブロリーに向かっていくところが最高です!
映画『ブロリー』は迫力が凄く、また物語も凝っていて最初から最後まで目が離せません!!
この後の悟空とベジータがフュージョンした『ゴジータ』のシーンも圧巻ですが、やはり個人的にはこの『ギャリック砲とかめはめ波』の共闘は胸を打たれました。
またセリフから、お互いがじゃあやりますかみたいな感じが伝わってきませんか?(笑)
ベジータは嫌々という感じですが、ちゃんと状況を把握していてお互いわかっているという感じがします。
これは普段から一緒に修行をし、いつも同じ敵を相手にしている二人だからこそ出来る行動なのではないでしょうか。
まとめ
悟空の『かめはめ波』とベジータの『ギャリック砲』。とても似たような技ですが、構えなどに少し違いがあることがわかりました。最初は敵同士で会い、かめはめ波とギャリック砲を撃ちあう立場だった二人ですが、今では共闘の中で一緒に敵に向かって撃つように。
この二つの技には私たちから見ても特別なものを感じますね。
実はギャリック砲ではないのですが、悟空とベジータは過去に一瞬だけ共闘で気功波を撃ったことがあります。それは『魔人ブウ編』『アニメ・ドラゴンボールZ第275話』で魔人ブウの体内に入った時。
現れたブウに対して二人で闘います。そして二人は身体をピッタリくっつけて(顔もくっつけて)ベジータの手は横に開き、それを覆うように悟空の手は縦に開いて同時に気功波を撃ちました。
このシーンも個人的には気に入っています♪
ちなみに『ドラゴンボール超』ではベジータの『ガンマ・バースト・フラッシュ』と悟空の『かめはめ波』の共闘シーンもあるんですよ。(漫画ドラゴンボール超9巻42話)
こうして考えるとまだまだ悟空とベジータの共闘はありますが、悟空がかめはめ波、ベジータがギャリック砲を同シーンで撃つシーンは最初の出会いと、ブロリーと闘った時だけ。
とても貴重ですね! 個人的にはそういったシーンをもっと見てみたいです!映画ブロリーは悟空とベジータ、ブロリー、全員の一撃一撃が重く、すごい迫力です。