サイヤ人の寿命をナメック星人や地球人と比較!何年?何歳まで?老化現象の疑問や超サイヤ人になると縮む説
ドラゴンボールは連載開始から30年以上が経過した今でも愛されているのはご存知だと思いますが、作品の中ではそれ以上の月日が流れている漫画でもあります。
ドラゴンボールの他にも長く続いている漫画は世の中には沢山ありますが、そのほとんどは作品の中のキャラクターは歳をとっていないという事は普通というか、漫画的にもはや当たり前。
毎年クリスマスシーズンにクリスマス関連のエピソードがあっても、何故かずっと歳をとらない…なんてのは漫画的に考えたら負けです(笑)
ドラゴンボールは神龍に願い事を叶えてもらうと1年間はまた再びただの石コロになるという設定がある為、しっかりと作中でも時が流れないと色々と不都合が発生します。
でも歳をとっていくとは言いつつも悟空っていつまでも変わらないですよね。ピッコロ大魔王編で大人の姿になってからずーっと同じ外見なのはおかしい!なんて事は思ったことはありませんか?
サイヤ人は肉体年齢が戦闘に適した“若い時代“が長い特徴があるのですが、実際の寿命がどのくらいだとか、平均寿命は?などの詳細は結構謎に包まれています。
ここではサイヤ人の寿命に関する疑問や、老化現象はいつ頃から起こるのか等を調査していきたいと思います!
サイヤ人の寿命は何年?何歳まで?鳥山明の意見とGTでは100年後死亡説について
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) December 17, 2020
早速ですがサイヤ人の寿命について調べてみました。
鳥山先生が考えるサイヤ人の寿命は老衰で死ぬことは無し!
サイヤ人の寿命については作中では“肉体が若い時期が長い“とは触れられてはいるものの明確な数字としては出てきません。
しかしその代わりに鳥山先生のインタビューで興味深い回答をしていますのでそれをご紹介します。
サイヤ人について聞かれたインタビュー記事では
「寿命そのものは地球人よりも長いが、戦闘民族であるサイヤ人の宿命ゆえ、寿命を迎える前に戦闘で命を落とす者がほとんどであり、平均寿命はそれほどでもない」
と回答しているものがあり、同じようなことを言っているようでよく見ると若干内容が違っていますね。
ただこれを噛み砕いて分かりやすくすると「地球人よりも多少は長生きする種族だけど、戦闘民族なので寿命を全うして老衰で死ぬ事はほぼ無いよ」と覚えておけばオッケーです!
サイヤ人の平均寿命を考えてみた!
身体的に健康な場合は地球人よりも長生きだとしても、戦闘民族のサイヤ人は常に戦いに身を置いていたので、寿命を迎えることがなかったのは鳥山先生のコメントを除いても作中から簡単に想像出来ます。
それを踏まえて私が考えるサイヤ人の平均寿命は35歳前後です!
まず原作に登場したキャラクター+αのサイヤ人達の死亡年齢を簡単にですがまとめてみましたのご覧ください。
べジータ | 30歳 | フリーザ編 |
悟空 | 24歳 | ラディッツ襲来時 |
悟空(2度目) | 31歳 | セル編 |
ナッパ | 50歳〜60歳(推定) | |
ラディッツ | 35歳(前後) | |
バーダック | 30歳〜40歳(推定) | |
ブロリー | 30歳 | セル編の悟空と同じ |
パラガス | 50歳〜60歳(推定) | Z |
パラガス | 80歳〜90歳(推定) | 超 |
悟空とべジータ以外は年齢が不明ということで正確な数字は分かりませんが、悟空を基準にすると兄のラディッツや父親のバーダックの年齢はこんな感じでしょう。
ナッパだけは他のキャラクターと比べるとかなり歳を重ねていますが、コレは髪の毛が無いから…という訳ではありません(笑)
ナッパはベジータがまだ小さい頃から直属の部下として働いていたので、ベジータの年齢+20〜30歳と考えています。少し安直な気もしますが、どのキャラクターも30歳を過ぎた時に死んでおり、ドラゴンボールで生き返った悟空は31歳の時に2度目の死亡しています。
また、超の映画ブロリーで非戦闘員のサイヤ人達も多く描かれていましたが、フリーザに惑星ベジータごと吹き飛ばされて全滅。
この時に生まれたばかりの子供、働き盛りの世代、ナッパやパラガスのような少し上の世代、その全てのサイヤ人が死に絶えてしまったので死亡年齢は平均値と同じだと考えます。
ナッパとパラガスが平均をグイッと上げてはいますが、この2人の様に5、60歳を超えているようなサイヤ人は他には確認出来ないので、上記を踏まえての35歳前後という結論です。
普段は戦闘に参加していない非戦闘員も含めてのこの平均値は、ただ単に戦闘民族だからというだけでは無いような気がしますね。
戦いは常に横にあるとは言え種族的にそういう運命…なのかもしれません。
私たちが住む現実世界でも30代は仕事でも役職についたり、逆に転職して新たなチャレンジをしたり、子育て世代だったりと何かと人生でもイベントの多い世代。
この頃が人間のターニングポイントなのでしょうね。
でもいくらイベントの多い世代とは言え、サイヤ人の様に“死にイベント“は勘弁ですが(笑)
GTの100年後死亡説を調査!サイヤ人の寿命の限界は120歳以上!?
寿命を全うするサイヤ人はほぼいないと鳥山先生が語っていましたが、GTでは悟空が100歳を超えたのでは?と思われるシーンがあります。
GTの最終回では悟空がドラゴンボールと一体化し、存在自体が人知を超えたものとなりましたが、その100年後のエピソードを描いた特別編では再び悟空は大人の姿で登場しました。
GTで若返った悟空の年齢は12歳(公式)で、100年後は単純計算で112歳。おばあちゃんになったパンちゃんが111歳です。
世界1位の長寿の国、日本人の現在の平均寿命(詳細は割愛)は男性で81〜82歳、女性が87〜88歳となっていますが、それと比較するとサイヤ人はかなり長生きしていると考えられます。
日本人100歳を超える人も中にはいますがとても稀です。世界最高齢のギネス記録は122歳、日本人は117歳で現在も存命中だそう!凄い!
パンちゃんの元気な姿から想像すると、地球人と同等かそれ以上の長寿のサイヤ人の寿命は120〜130歳程度ではないかと思っています。
やはりこれはサイヤ人の血が流れている事が長生きの要因になっているのでしょう。
スーパーサイヤ人になると寿命が縮む?
スーパーサイヤ人になると寿命が減ると言われていますが具体的にどのくらいかは分かりませんよね。
これは100年後の未来でパンちゃん以外がすでに亡くなっている事から推測すると“少なからず影響がある“と思われます。
先ほど言ったようにサイヤ人の寿命が120歳前後だとすると、100年後だと悟天(123歳)やトランクス(124歳)はギリギリ、そして同じサイヤ人の血を引くブラ(110歳)も生きている可能性はあったはずです。
個人的にはパンだけが元気だったのは
- サイヤ人の血の濃さ(遺伝の度合い)
- スーパーサイヤ人化での身体的負担
が大きく影響をしていると考えています。
悟天とトランクスは子供の頃からスーパーサイヤ人になってはいましたが、パンとブラはスーパーサイヤ人になっていないので条件は同じだと思いますよね?
これは遺伝の強さが影響していると考えていて、ナメック星人的に言うとパンはサイヤ人側の遺伝が強く出た戦闘タイプ、ブラは地球人寄りの非戦闘タイプに分けられます。
この事から長生きのサイヤ人の方の血を強く受け継ぎ、そしてスーパーサイヤ人化しなかったパンが結果的に長く生きられたと言えるでしょう。
サイヤ人の寿命をナメック星人や地球人と比較して一覧にした!
お次は種族別に寿命を比較してみました。
サイヤ人の寿命を他の種族と比較!
日本人 | 約85歳 | 男女平均 |
地球人 | 約72歳 | 世界平均寿命 |
サイヤ人 | 約35歳 | 推定平均 |
ナメック星人 | 500歳以上 | 最長老は800歳以上 |
ここで言う日本人と地球人の平均寿命は現実世界のものですが、この点についてはドラゴンボールの世界と同じでしょう。
ナメック星人は神様のセリフから500歳で高齢という認識のようなので、500歳以上という表記にしてあります。
ちなみにカタッツの子が神様とピッコロ大魔王に分裂したのが200歳を超えた辺りで、ピッコロ大魔王の全盛期がこの頃だったことから、地球人に当てはめるとナメック星人の200歳が20代〜30代ということになります。
このあたりは地球人、サイヤ人と同じですね!
やっぱり肉体に気力が満ちる世代ってことは種族関係無く共通の様です!
サイヤ人の寿命を遥かに超えた地球人!
ドラゴンボールには地球人でありながら常識では考えられない程の長寿キャラクターが存在するのでご紹介します!
亀仙人 | 初登場時 | 319歳 |
鶴仙人 | 初登場時 | 302歳 |
桃白白 | 初登場時 | 291歳 |
占いババ | 500歳以上 |
亀仙人の長寿の秘訣は一応“不老不死の薬“を飲んだとされていますが、ピッコロ大魔王編で「不老不死の薬なぞありゃせんよ」と言っていることもあり、実際のところ何故こんなにも長寿なのかは実は不明です。
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) December 17, 2020
それよりも謎なのが何の説明もない鶴仙人と桃白白、そしてなんと言っても占いババの500歳以上という“もう不死の存在“でいいんじゃんっていうくらいの年齢(笑)
鶴仙人と桃白白がなんでこんなにも長寿なのかも気になりますが、占いババの500歳以上ってどういうことなのでしょうか。
一応調べてみましたがどこにもこの“500歳“以上を裏付ける根拠を見つけることは出来ませんでしたが、亀仙人の姉ということは間違いなく亀仙人以上なのは確か。
そしてさらに謎が謎を呼んでいるのが亀仙人と占いババの親の存在。
占いババと亀仙人の歳の差が200歳だとすると、間違いなく親も200歳を超えた長寿だったのでしょうか。
ここまでくるとこれも漫画特有の「冷静に考えてはいけない」ことなのかもしれませんがとっても気になります(笑)
ここまで高齢だと占いババと神様は同級生と言ってもいいかもしれませんね(笑)
サイヤ人の老化現象は?見かけ上は歳をとらない様に見えるが実は老化している?
見かけは変わらないように見えているサイヤ人ですが、中身はしっかりと年齢に身合った歳の取り方をしています。
サイヤ人の青春時代は80歳まで!?超で若い時代の詳細が判明!
戦闘民族サイヤ人は、肉体が戦闘に適した若い時代が長いということは原作で明らかになりましたが、なんとドラゴンボール超のベジータのセリフから80歳までは若者のままであることが判明しました。
寿命自体は地球人より少し長い程度ではあるものの、若い時代のピークを過ぎると急激に衰えてくるというのがこれまで明かされていたサイヤ人の特徴でしたが、その区切りとして“80歳“という具体的な数字は考察する材料としてはかなり貴重な情報です。
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この時悟空に「ガキか!いいかげん歳を考えろ」と言うベジータはすっかりと地球に馴染み一般的な常識をわきまえていますが、言われている悟空には全然響いていません(笑)
なんか超の悟空って言動が天然というか、かなり子供っぽいというか、ものすご〜くおバカな感じになっている気がしませんか?(苦笑)
【ドラゴンボール超第32話「試合開始だ!みんなで「名前の無い星」へ!」より】
ドラゴンボール超のパラガスから見るナッパ髪型!
今紹介した80歳まで若いままということを踏まえてパラガスを見ると、白髪になったパラガスは80歳以上になったのだろうというのが分かります。
ブロリーが悟空と同じ年齢だとすると43歳〜44歳あたりなので、その父親の世代だと大体70歳〜80歳で間違いなさそうですし、辺境の星バンパでの過酷な暮らしが精神的なストレスとなます。
その影響が肉体に現れていたと考えると、80歳に達していなくても白髪になったりするのは想像出来ます(例え強い精神力を持っていたとしても、白髪の毛質の人もいるので個人差による可能性も一応はありますが…)
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) December 17, 2020
一方のナッパは“不気味に頭髪が変化しない“という設定を無視するかのように、過去のシーンでしっかりと髪の毛が生えていたことと、年齢が50歳以上と考察されていることもあり、トレードマークのスキンヘッドがハゲと認識されています。
自分はナッパと言ったらスキンヘッドでしょ!と思っているのですが、このパラガスの白髪姿と見比べると、血気盛んで生気に満ち溢れ、戦いに飢えているナッパのヘアスタイルはスキンヘッドではなくやっぱり“若ハゲ“なのかもしれない…と思う今日この頃です。
見かけは若いままでも中身はしっかりと歳を重ねている!
— DBP公式デザイン課 (@dragonballpress) December 17, 2020
見た目は若いサイヤ人ですが、年齢を重ねているだけあって精神的にしっかりと成長しています。特にベジータは今ではかなり常識のある大人になっていますね。
初めて登場した頃はかなりの自分勝手な言動の数々、そして仲間だったナッパをあっさり切り捨てたりと、それはそれは酷いものでした。
しかし魔人ブウ編の頃から変わり始め、超でのベジータはかなり頼りになる存在になりました。
トランクスとブルマと家族旅行に行ったり、新たに生まれてくるブラをソワソワしながら待っている姿、事あるごとに悟空に注意したりと、地球に侵略しに来たあの頃のベジータからは全く想像も出来ません(笑)
このベジータの心の変化にピッコロも気付き、ドラゴンボール超第14巻では戦闘力以上に成長したベジータの心境をピッコロの解釈を交えながら語られる名シーンがあります。
ここはなかなか感慨深いシーンになっていて、魔人ブウ編ラストの悟空と魔人ブウ(純粋)の時のベジータのセリフと重なり思わず感動してしまいました。
逆に悟空は頼りになっていた魔人ブウ編から精神的に幼くなっている気がしますが、これはサイヤ人というよりも悟空個人の問題かも(笑)
悟空は強い奴と戦いたい!という気持ちが強過ぎるせいか、破壊神や界王神、さらには全王様にまで馴れ馴れしい態度。
作中ではそれが悟空の良さとして描かれていますが、私も歳を重ねているせいか正直少し呆れてしまう部分もあります(笑)
【ドラゴンボール超第14巻 其之六十一「新生ベジータ」より】
サイヤ人の寿命まとめ
アニメ版の超で“80歳までは若者“ということが明らかになったサイヤ人。
この設定にはいつまでも若くいたいと思う世の中の奥様方は、サイヤ人達に羨望の眼差し送りそうですよね(笑)
そういえば男のサイヤ人ばかり取り上げていましたが、純粋なサイヤ人なら女のサイヤ人もこの特性は当てはまりますよね。そうなるとカリフラやケールはもちろん、生きていればギネもあの姿で80歳までと考えると改めて驚きです。
超の映画ブロリーでのギネの良い妻、良い母親の姿は個人的にはかなり好きなんですが、それに加えていつまでも可愛い姿というのは反則過ぎるのでは!?なんて。
ドラゴンボールを使って少しずつ若返っているブルマも、ナチュラルに若いままのサイヤ人の特性には、流石に対抗意識を燃やす気すら起きなさそうです(笑)
しかしそんなサイヤ人も戦闘民族の宿命なのか平均寿命がかなり低いのには同情してしまいます。
余談ですが日本人の平均寿命が50歳を超えたのは平成に入ってかららしく、時代的にデータの統計に曖昧さがあるものの江戸時代の頃で32〜44歳と現在の80歳越えから比べるとかなり低かったみたいです。
このデータの中間あたりで考えると考察したサイヤ人の寿命とほぼ同じ。
サイヤ人は若い時代が長くて良いな〜なんて思ってコレを書いていましたが、戦闘民族でもなんでもない自分が35歳で死んでしまう運命…と考えたら少し怖くなってしまいました。
話がちょっと逸れてしまいましたが、80歳まで悟空が元気ならドラゴンボールもまだまだ楽しめますね!